2013年10月22日

防災訓練

こんにちは。施工管理課の両角です。ようやく秋本番になってきましたね。
今年は台風の当り年です。毎週の様に台風の動きを気にしている気がします。
もう来ないで欲しいですね。

さて、先日毎年恒例の防災訓練がありました。
消火器を使った初期消火の訓練です。

準備
準備

今回の参加業者は有機溶剤を使用する塗装業者、防水業者、
防蟻業者の皆さんです。

引火して消火器の訓練に入ります。

引火
引火 


点火
点火

消火器の使用説明をし、

消火器説明
消火器説明

いざ消火へ

消火
消火

消火2
消火2

無事鎮火しました。

鎮火
鎮火

鎮火2
鎮火2

単純な訓練ですが、いざと言う時に、もたついてしまったら
大事故に繋がりかねません。
迅速に初期消火が出来れば大きな事故を防げるのです。
実際消火器の使用を中々する機会がないので、
年に1回防災訓練を行い「いざ」に備えるのです。
もちろん消火器など使う機会が無い事が大前提ですけどね。

訓練終了後には毎年こうなります。

訓練後
訓練後

真っ白。


施工管理課 両角

posted by sekou at 14:58| Morozumi

2013年10月15日

想像する

こんにちは。
施工管理課の井出です。
暑いのか寒いのか、はっきりして欲しい今日この頃ですね。

今回は、コーディネーター課の上田さんのブログでも、
ご紹介させて頂いたMT様邸。
工事担当目線から、心掛けたことについて、お話させて頂きます。

生活しながら、床や内装替えと合わせて、
キッチン・浴室・洗面・トイレ等の水廻りも交換する工事でした。

あくまでも生活しながらの工事なので、
工程は、生活を想像しながら、ご不便が少ないように。
最初は2Fの洗面・トイレを使用出来る状態で、
1Fの水廻り工事を進めました。

その中でも浴室・洗面を先行して進め、
なるべく早く、お風呂に入れるように努めました。
もう暑くなりだした7月でしたので、
浴室が使えない期間は、特にご不便をお掛けしました。

洗面before
1

洗面after@
2 

洗面afterA
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浴室・洗面が終了しましたら、次はキッチンの工事です。
その時に置き場所を考えなければいけないのは、
そう、冷蔵庫です。
今回は、事前に相談させて頂き、玄関前に置かせて頂き、
埃が入らないようにジップ付きの間仕切りを設置しました。

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この冷蔵庫から出して下さるお新香が絶品で、
職人さんといつもおいしく頂いていました。
M様ありがとうございました。

キッチンが設置されましたら、また冷蔵庫を設置し直します。
キッチン空間を仕切って埃が入らないようにしましたら、
キッチンの使用を開始して頂きます。

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ここまで進みましたら、
残りのリビング・玄関・2Fの工事を順番に進めていきます。

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事前説明はもちろん、
日々、工事の進め方はお話するように心掛けています。
お客様の生活を想像して、お客様の気になる所について
前もってお話出来ていることが、理想です。
そんな監督を目指して、日々勉強中です。

最後に完成後のダイニングの写真を1枚。
既存のテーブルも相性バッチリです。

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MT様、住みながらの工事で、ご不便をお掛けしました。
これからも末永いお付き合いを、よろしくお願い致します。

施工管理課 井出

posted by sekou at 10:34| Ide

2013年10月08日

気象予報士?

10月に入り、少し肌寒くなったかと思えは、また暑さが戻ったりと、
半袖か、長袖か、毎朝悩んでいる早川が担当させて頂きます。

先日の加藤さんのブログでもあったように・ ・・
この時期、私達現場監督は、やはり台風の動きが気になって仕方ありません。

先日も建方を行う予定でしたが、台風に刺激された秋雨前線による雨で、
延期させて頂く事がありました。
雨による工程への影響はもちろんの事、一番怖いのが風です。
足場が動いてしまったり、仮設トイレが倒れてしまったり・・・
風は、大きな事故に繋がります。
工事中の現場にとっては、突風は天敵です。

でも、優建築工房には、強い味方の『気象予報士?』がいます。
施工管理課の仲間の両角さんです。
趣味でサーフィンをする彼は、天気図を見ながら波予測をしているうちに、
台風の動きも予想出来るようになったらしいです。
これが結構当たります。

先日の台風18号が直撃する1週間以上も前の事、
日本の遥か南に台風18号が発生しました。
それを見て、「この台風あやしいな〜」と呟いていました。
直撃3日前の朝、両角さんからメールが入りました。
『週末、関東へ台風が来そうです。』
そのメールのおかげで、早い段階から台風の対策を行う事が出来た
弊社の現場は問題を起こす事無く、台風を乗り切りる事が出来ました。

台風接近に伴い、養生ネットをまとめた現場
台風対策

両角さんの台風予報には、いつも助けられています。

そして、日曜日に沖縄を23号が去ったばかりなのに、
24号が日本列島に迫って来ています。
『気象予報士?』さんに聞いてみると・・・
「24号より、もっと南東にある熱帯低気圧、そっちの方が怖い、
来週末あたりに、こっちへ来るかも知れない。」
と、言っていました。
今度は、外れてくれると良いのですが・・・


施工管理課 早川

posted by sekou at 14:08| Hayakawa

2013年10月01日

自邸のご紹介(環境配慮型設計に着目して)

朝晩は少し冷え込む陽気になりましたが、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
今週は、大好きな夏が行くのを惜しみつつ、
秋の味覚も堪能している大坂が書かせていただきます。
ちなみに、昨夜の晩御飯は「栗ごはん」でした。

今週は、木造軸組検査が2件、木工事完了検査が2件、
外装完了検査が1件、工事完了検査が1件ありました。

その他に、設計部で定期的に行っている勉強会で、
昨年末に完成した自邸を題材に「環境配慮型設計」の話をする
機会がありました。
今回はその内容をもとに、環境配慮型設計の実践例として自邸を
紹介したいと思います。

私共が実践している環境配慮型設計は、
大きく分けて自然エネルギー設計、省エネルギー設計、
省資源設計、創エネルギー設計、自然素材設計などがありますが、
今回は特に自然エネルギー設計の、
なかでも「開口部と通風の設計」についてお話したいと思います。

私の自邸は、以前のブログでも見学会関連でご紹介したことがありますが、
約40坪の木造在来工法の2階建てで、傾斜地の高台に立地しています。

外観
外観

もともと風の通りは良い立地ですが、
建物の配置と窓(総じて開口部と言います)の設計に際しては、
その敷地の卓越風を考慮して、生活のどのような場面で
どのように風を取り込みたいかを検討します。

卓越風とは、その地域に一定期間ごとに
最も頻度が多く吹く風向きのことですが、
これは同じ地域でも敷地ごとの周辺状況等で
大きく変わりますので注意が必要です。

そして、通風を考慮しての窓の計画では、どの開口部から風を入れて、
部屋の中をどのように通し、どの開口部から風を抜くかを生活の場面を
イメージしながら検討していきます。

具体的に説明しますと、自邸では、夏の朝から日中にかけての卓越風は、
立地も考慮すると南東から南南東でした。
ですので、建物の南東面には、
縦滑り出し窓が風の出入りを考慮した形(吊り元)で配置されています。

南東面外観
南東面外観

ドアのように開く縦滑り出し窓は、
風を上手に受けて室内に導く役目も果たしてくれます。
このような機能を持つ窓や壁のことを、
ウィンドウキャッチャーと呼んだりします。

この位置には、1階はLDKが、2階には主寝室があります。
もちろん南面には大きな引き違いの窓がありますので、
天気のいい休日などは朝から開け放ちますが、
日中ずっと全開にし続けているわけにもいかないので、
天気や室内での過ごし方に応じてこの面の窓を開け閉めして
風をコントロールしています。

また、風の弱い日は窓を開けてもなかなか風が入らず、
室内の空気が動かないときがあります。
こんなときに有効なのが、高さの差による風の誘導です。

換気の分野では、「温度差換気」などと言ったりしますが、要は
暖かい空気は軽く、うえに上るということを利用した通風の計画です。

自邸では、居間の一部が吹き抜けになっており、この上部の北面の
屋根には開閉できる天窓(トップライト)がついています。

吹き抜け
吹き抜け

風があまり無いときでも、1階の縦滑り出し窓を数か所開けて、
この天窓を開けると、暖まって上昇した空気が天窓から抜けるのに伴い、
1階の窓からやわらかな風が入ってくるのを感じることができます。

また、天窓以外にも、東西両面の妻壁の上端にも小さな窓があります。

ロフト小窓
ロフト小窓

これは室内側はロフトなのですが、
夏場はこの窓は24時間開けっ放しでした。
そうすることで、夏は暑くなりがちな2階の個室からも暖まった空気が
抜け、かなり快適に過ごすことが出来ました。

それ以外にも、各室ごとと家全体としてとの両方で風の流れと
生活の場面を検討して、全ての開口部を設計しています。
夜の就寝時にはこことここの窓を開けて、
このように風を入れよう、といった具合です。

今回は、開口部と通風の設計の一部ですが、
簡単にですが紹介させていただきました。

続きは、次回のブログでご紹介したいと思います。


施工監理課 大坂

posted by sekou at 13:52| Osaka