2014年09月23日

高気密・高断熱住宅のリフォーム

こんにちは。施工管理課の両角です。
気が付けばもう咲いてましたね。

2014.9.22cmt.higanbana

そろそろ金木犀の香りも漂ってきそうです。
秋ですね。まだ暑いけど・・・。大分過ごし易くなってきました。
妻と息子は朝晩の冷え込みで、もれなく風邪っぴきです。
皆さんもお気を付け下さい。

さて、今回は平塚で施工中のM&S様邸のご紹介をさせて頂きます。
高気密、高断熱住宅のリフォームです。
いわゆる外断熱工法と言う類の建物ですが、
リフォームに際し、色々と気を付けなければならない部分があります。

リフォーム部分は、1階内部スケルトン、一部サッシ取替えです。
先ず、普通の住宅と違って高気密である事がネックになって来ます。

今回は既存のサッシが結露し難い樹脂サッシと呼ばれるものであり、
新しく付けるサッシも同等の性能の物にしなければ結露等を起こし易くなります。
弱い部分に集中するそうです。

又、建物が密閉されている、いわゆる魔法瓶の様な建物の為、
隙間風などの自然な空気の流れがまったくっと言って良いほどありません。
その為、内部の吸排気を機械によって行わなければなりません。
いわゆる集中換気システムです。
今回はこの換気システムが壊れかかっている為、
この換気を今後、使わないリフォームです。

2014.9.22cmt.dakuto 

こんな感じ天井裏や床下を縦横無尽に行き交ってます。

2014.9.22cmt.dakuto2

これをリフォーム後は使わないのですが、
単純に機械を止めてしまえば良いと言う問題ではありません。

1階部分のリフォームの為、2階3階の換気計画も必然です。
又、単純に換気扇をつければ良いと言うものでもなく、
気密性が高い為、換気と吸気のバランスを見ながらの計画が
重要となります。

家も買った当時の設備機能が永久ではないので、
設備の耐久性や修繕時の費用も含め、
何でもそうですが、一長一短があるなと改めて思う次第です。

今回のリフォームも通常の住宅より性能が高い分、
安易な計画では、その後の支障について「気づき」が出来ません。
なので、僕らはアンテナを念入りに張って、
M&S様が長く快適に、そして、安全に過ごせる計画で
只今、施工真っ最中です。

また、完成後にご紹介したいと思います。



施工管理課 両角

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2014年09月16日

家具散歩

こんにちは、施工管理課の井出です。
朝晩が涼しくなり、だんだんと過ごしやすくなってきましたね。

さて今回は、 休日を利用して中目黒・代官山・恵比寿を
散歩して参りましたので、その時のお話をさせて頂きます。


この地域と言えば、インテリアショップが建ち並ぶ事で有名ですね。
特に目黒通り沿いを歩いていると、
次から次へとインテリアショップが見えてきます。
ただ、飲食店が少ないので、休憩場所は事前にチェックが必要です。

今回、私はFILE CAFE & DELICATESSENを利用しました。

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ちょうど歩き疲れた頃に到着する、程よい立地です。

都立大学駅から目黒駅までの目黒通り散策を終え、
1駅移動して恵比寿から代官山にかけての散策に移りました。
こちらのゾーンは、大通りよりも、中の小道沿いに
インテリアショップが多い印象です。
また、家具よりも“インテリア&雑貨”のショップが多くなります。

オススメしたいインテリアショップはたくさんありましたが、
今回は、恵比寿にある
“PASIFIC FURNITURE SERVICE”
をご紹介します。

2014.9.15CRIkagusanpo2
 
この店は2店舗あり、
片方はオリジナルの家具やオーダー家具の受付も行っています。

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もう片方はパーツショップになっており、
“PASIFIC FURNITURE SERVICE”で売っている
オリジナル家具のパーツや小物を中心に取り扱っています。
DIY好きの私としては大興奮です。

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入るとすぐにドアノブが並び、
ショーケースの中にはこだわりのハンドルが陳列されています。

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その他にも

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こちらには、近年流行のアメリカンスイッチを含めたプレートの数々。

ハンモックも売っていました(笑)

この倉庫のような雰囲気のお店、
DIY好きな方はもちろんですが、そうでない方もふらっと訪れると、
ちょっとしたアイデアがもらえると思います。

是非、休日に訪れてみて下さい。

施工管理課 井出



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2014年09月09日

新築完成

こんにちは、施工管理課 早川です。
9月に入り、夜になると少し寒さを感じる位に涼しくなりました。
突然の気温の変動で体調を崩したりしていませんか?
今回は、先週完成したばかりの厚木市の新築のお宅を
ご紹介させて頂きたいと思います。

春、地鎮祭を行い、上棟したのは、6月の中頃でした。

上棟の朝
2014.09.08 CHS jyoutounoasa

梅雨入り後と言う事もあり、天気が心配で、
上棟当日の朝はドキドキでした。

上棟中
2014.09.08 CHS jyoutouchuu

上棟
2014.09.08jyoutou

夜中に降っていた雨は朝には上がり、建方の最中は晴れ間も覗きました。
夕方には屋根のベニヤ貼りまで完了し、無事に上棟式を行う事が出来ました。

そして…

外観

OLYMPUS DIGITAL CAMERA         2014.09.08 CHS gaikann2

あれから3か月、無事に完成しました。(外構工事は残っていますが…)
上棟の時と、ほぼ同じ位置から撮ってみました。

建物内部のこだわり所をいくつか紹介させて頂きます。

階段
2014.09.08 CHS kaidannone

2014.09.08 CHS kaidanntwo

大工さんが、1週間近くを費やし、完成したストリップ階段です。
桧の化粧柱に隙間なく刺さっている段板を見ると、
大工さんの技術に頭が下がります。

蓄熱暖房
2014.09.08 CHS chikunetudannbou

元々は、ストリップ階段の計画では無かったのですが、
蓄熱暖房器を階段下に設置する事になり、
効率良く家全体に熱を伝える為、ストリップ階段になりました。

建具
2014.09.08 CHS tateguone 2014.09.08 CHS tategutwo

階段を上がると、そこはリビングスペースとなります。
階段への転落防止の為、建具を設置しました。


キッチン
2014.09.08 CHS kicchinn

階段開口の先は、キッチンスペースです。
格子を立てる事で、生活感が出がちな冷蔵庫を隠します。

デッドスペースを利用した蓄熱暖房置場、
建具を設置する事による安全への配慮、
おしゃれに生活感を隠すセンス、
いずれも、友坂さんナイスです!

施工管理課 早川

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2014年09月02日

リニューアルしたホームページのご紹介 その3 「耐震リフォーム」編

猛暑の夏が過ぎたかなと思ったら、寒くて雨が降ったり止んだりと
ハッキリしない天気が続いていますが、皆さんは体調を崩したりしてませんか?

今週は、週末に四十うん歳の誕生日を迎え、
初めて我が子のハッピーバースデー♪の歌で祝福されて
親バカに拍車が掛かっている大坂が書かせて頂きます。

今週は、木造軸組み検査が1件、完工検査が4件ありました。

さて今回も、前回に引き続き4月7日にリニューアルした
当社のホームページのご紹介をいたします。

2014.9.2OJHomeTop

前回は、「人気のリフォーム」というコンテンツの中から、
「二世帯リフォーム」と「増築リフォーム」をご紹介しました。

今週は同コンテンツの特に「耐震リフォーム」について、
実際の事例をふまえながらご説明したいと思います。

2014.9.2OJninki

私共では住宅が生活の基盤となる場であり、
地震や風雨などから住人の生活を守ることが大きな使命である以上、
建物の耐震性を含む構造の検証はとても大切な事項だと考えています。

ですので、耐震補強がメインの工事でなくとも、
計画段階や工事の過程でチェックできる限りの構造的なチェックを行い、
予定外でも必要に応じて補強を施しております。

耐震とひと口に言っても、同じものはふたつと無いというくらい建物の状況は
皆異なりますし、そこに必要な補強方法と施工技術も千差万別です。

大切なことは、細かなところばかりを見るのではなく、
まず地盤や敷地を含めた建物の状況を大きく捉え、
さらに1階と2階を関連付けて建物全体のバランスを
考慮する視点を持つことです。
その上で、補強するポイントを的確に絞って、
適切な補強計画を立てることが重要です。


2014.9.2OJkaitai

↑こちらの写真は現在施工中の現場の解体時の写真ですが、
良く見ると柱や土台が2重になっていることが分かりますか?

これはかつての増築工事の跡で、ここを挟んで手前と奥側では、
年代も大工さんの構造の作り方も全く違っています。
そしてこの接続の仕方も非常に簡易な造りでした。

2014.9.2OJkaitaiappu

かつて増築していたことは事前の調査で把握していましたし、
補強計画に組み込んでいましたが、やはり施工時のチェックが大切で、
最終的にはここでの判断で様々な補強方法が確定していきます。
かつての増築の箇所を全てしっかりと補強して、
継ぎはぎだった構造体を全体としてひとつの骨組みにしていきます。

また、別の箇所ではかつての浴室の壁にブロック積みが現れました。

2014.9.2OJkaitaifuro

これも想定していたことなのですが、
あまり強度を期待できないブロック積みの壁に地震時などに
負担が掛からないように補強計画を修正していきます。

シロアリなどの被害で劣化した構造体を、
交換したり補強したりするのは当然ですね。

2014.9.2OJkaitaishiroari


今回ご紹介したのは、
大規模リフォームのなかでの耐震補強工事の事例ですが、
様々な規模の様々な工事のなかでの耐震リフォームの考え方や
その事例等がホームページにはありますので、
是非参考にしていただければと思います。

では、続きは次の機会に。

施工管理課 大坂


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