猛暑の夏が過ぎたかなと思ったら、寒くて雨が降ったり止んだりと
ハッキリしない天気が続いていますが、皆さんは体調を崩したりしてませんか?
今週は、週末に四十うん歳の誕生日を迎え、
初めて我が子のハッピーバースデー♪の歌で祝福されて
親バカに拍車が掛かっている大坂が書かせて頂きます。
今週は、木造軸組み検査が1件、完工検査が4件ありました。
さて今回も、前回に引き続き4月7日にリニューアルした
当社のホームページのご紹介をいたします。
前回は、「人気のリフォーム」というコンテンツの中から、
「二世帯リフォーム」と「増築リフォーム」をご紹介しました。
今週は同コンテンツの特に「耐震リフォーム」について、
実際の事例をふまえながらご説明したいと思います。
私共では住宅が生活の基盤となる場であり、
地震や風雨などから住人の生活を守ることが大きな使命である以上、
建物の耐震性を含む構造の検証はとても大切な事項だと考えています。
ですので、耐震補強がメインの工事でなくとも、
計画段階や工事の過程でチェックできる限りの構造的なチェックを行い、
予定外でも必要に応じて補強を施しております。
耐震とひと口に言っても、同じものはふたつと無いというくらい建物の状況は
皆異なりますし、そこに必要な補強方法と施工技術も千差万別です。
大切なことは、細かなところばかりを見るのではなく、
まず地盤や敷地を含めた建物の状況を大きく捉え、
さらに1階と2階を関連付けて建物全体のバランスを
考慮する視点を持つことです。
その上で、補強するポイントを的確に絞って、
適切な補強計画を立てることが重要です。
↑こちらの写真は現在施工中の現場の解体時の写真ですが、
良く見ると柱や土台が2重になっていることが分かりますか?
これはかつての増築工事の跡で、ここを挟んで手前と奥側では、
年代も大工さんの構造の作り方も全く違っています。
そしてこの接続の仕方も非常に簡易な造りでした。
かつて増築していたことは事前の調査で把握していましたし、
補強計画に組み込んでいましたが、やはり施工時のチェックが大切で、
最終的にはここでの判断で様々な補強方法が確定していきます。
かつての増築の箇所を全てしっかりと補強して、
継ぎはぎだった構造体を全体としてひとつの骨組みにしていきます。
また、別の箇所ではかつての浴室の壁にブロック積みが現れました。
これも想定していたことなのですが、
あまり強度を期待できないブロック積みの壁に地震時などに
負担が掛からないように補強計画を修正していきます。
シロアリなどの被害で劣化した構造体を、
交換したり補強したりするのは当然ですね。
今回ご紹介したのは、
大規模リフォームのなかでの耐震補強工事の事例ですが、
様々な規模の様々な工事のなかでの耐震リフォームの考え方や
その事例等がホームページにはありますので、
是非参考にしていただければと思います。
では、続きは次の機会に。
施工管理課 大坂
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