11月も半ばに近づき、かなり冬らしくなってきましたね。
急に寒くなって、関東でも木枯らしが吹いたそうです。
暖かさが恋しい季節になりましたが、皆さんは風邪などひいていませんか?
今週は、今年の冬は寒さが厳しそうで、
今からかなりビクビクしている大坂が書かせて頂きます。
この1週間では、
木造軸組検査が1件、木工事完了検査が2件、
外装完了検査が1件ありました。
それ以外に、太陽光発電システム設置工事が2件完了しました。
(この太陽光発電システムの当社の取り組については、
また別の機会にご紹介したいと思っています)
さて、以前にこのブログでも自邸の紹介をさせていただきましたが、
今回は自邸の薪ストーブのメンテナンスのお話です。
どんな機器でもメンテナンスは必要ですが、
特に薪ストーブは定期的なメンテナンスが不可欠です。
煙突の内部の掃除がまず大切で、
これが詰まってしまうときちんと燃えませんし、
安全にも関わってきます。
ひどい場合には、内部にこびり付いたタールやススに着火し、
煙突が燃えてしまうこともあります。
さらに、扉の隙間を埋めているガスケットを交換したり、
二次燃焼をさせるための触媒を入れ替えたり、
メンテナンスの項目は多岐に渡ります。
自邸の薪ストーブはまだ2シーズンの使用ですので
少し早いのですが、先日専門の職人さんに
全体的なメンテナンスをお願いしました。
まず、ビフォーの写真。
自邸にはこんな感じで薪ストーブが据えられています。
まだそんなに汚れてはいませんが、前扉のガラスはススで曇り気味です(汗)
それを養生します。
この養生は、外部から煙突内にブラシを通してススを落としたときに、
煙突の繋ぎ目などから室内に出てこないようにするためのものです。
で、煙突掃除の様子は、一緒に屋根に上って夢中になって見てたもので、
写真をとり忘れてしまいました(スイマセン)
ちなみに、煙突内はとてもきれいな状態でした。
続きまして、本体の掃除と、ガスケットや触媒のチェックです。
まず全体的に埃やススを掃除します。
その後、天板をはずして内部を掃除しながら不具合が無いかもチェックします。
自邸の薪ストーブは、直接煙突への排気と触媒を
通過させて二次燃焼させる排気を切り替えるタイプなのですが、
その切り替えがここで行われます。
写真の真ん中の丸い蜂の巣状のものが触媒です。
排気が通過する箇所なだけにスス汚れはありますが、
こびり付いたタールのようなものは無く、比較的良い状態。
触媒の交換もまだまだ先で良さそうです。
切り替え蓋や触媒も外して、隅々まできれいに掃除してもらいました。
前扉は最も動かす部品です。
締めたときの気密性も大切で、パッキンにひも状のガスケットが付いています。
まだ交換するほど劣化してはいないのですが、
より気密性を増すためにひと回り太いタイプに交換していただきました。
他の扉や灰受けトレイなども取り外して掃除していきます。
内部の灰も隅々まで取除いて、すっかりきれいになりました。
扉などの閉まり具合も調整しながら、全ての部品を戻していきます。
仕上げに全体にポリッシュを塗りながら磨いて、
前扉のガラスをきれいに拭き上げたら、完了です。
おかげさまですっかりきれいになりました。
このくらいの使い方と頻度なら、プロにお願いするのは
3年ごとのメンテナンスで大丈夫そうとのことでした。
実際にメンテナンスの内容を目にして、なかなか大変な
作業だと実感しましたが、逆に愛着が沸くとともに
しっかりとメンテナンスをすれば長く使い続けられる
ということも強く感じました。
次回にプロにお願いするまでは自身でしっかり手入れをして、
これからも我が家と家族を暖めて欲しいと思っています。
きれいにリフレッシュした薪ストーブにまた火を入れるのが楽しみです。
施工管理課 大坂
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