2010年10月12日

ドキドキ感

こんにちは、施工管理課の平野です。

私事ですが、
つい先日、以前一緒にバンドをやっていた友人から、
「イギリス留学(遊び?)から帰ってきた」と連絡があり、
「久しぶりに集まってスタジオに入ろう!」ということになり、
眠っていたベースを抱えて懐かしの下北沢へ。

それぞれの生活環境の変化などの理由で 活動をやめてから、
メンバーが集まって音を出すのは、4年ぶりくらいでしょうか。
活動していた当時は何も考えなくても身体が曲を憶えていたのに、
時間が経つと忘れてしまうものですね、指が全然動きません。
昔 、自分達で作った曲をしばらく、 しどろもどろ演奏しているうちに、
息が合う瞬間が戻ってきて、その時の嬉しさは、
高校一年生の時、軽音楽部の部室で初めてバンドとして
音を合わせたときようなドキドキ感を思い出しました。

・・・思い出話はこれくらいにして。。。

現在、工事中のY様邸。
Y様邸は、箱根町の温泉街近くにあります。
前のオーナーさんが別荘として使われていた家を、
リフォーム&増築して、Y様ご夫婦おふたりでお住いになる計画。
既存の建物は、既に私共でのリフォーム工事が完了し、
Y様が入居されています。

増築部分は約20坪の平屋の建物になります。
通路で母屋とつながるため「増築」となりますが、
内容としては「新築」と呼んでもいいくらいのもの。
優建築工房で現場監督を務めて約3年。
今まで新築現場を担当させて頂いたことは無かったので、
勝手ながらY様邸を「新築デビュー」とさせて頂きたいと思います!!
既存建物南側
リフォーム前 南側

既存建物増築側
リフォーム前 増築側


ベニヤで塞がれている部分が、増築側への通路につながります。

基礎工事、土台敷きが完了し、
いよいよ上棟の日がやってきました。
建て方-1
建て方-1

以前、早川チーフのブログでもありましたが、
レッカーは転倒の恐れがないか、
大工さんたちはみんなヘルメットや安全帯を着用しているか、
まず安全面の確認が第一です。
当社の「安全基準項目」を、職人さんたちが遵守するよう努めます。

ただし、それを確実に行ったとしても
「どんな状況でも100%怪我をしない状態」
というわけではありません。
上から落ちれば当然怪我をするし、
下手をすれば怪我では済まないかもしれません。
まだ不安定な梁の上を歩いて、カケヤを振って梁を柱に
落とし込んでいるときなど、緊張感はマックス状態に。
棟梁棟梁
建て方-2建て方-2
棟上棟上

無事、棟が上がりました。

野地まで完了
野地まで完了 

野地板まで張り上がり、ホッと一息。
この後、屋根やさんがアスファルトルーフィングを貼って
雨仕舞いを行い、この日の作業は完了しました。

危険と隣り合わせの作業であることの緊張感と、
勢いよく屋根まで組みあがっていくワクワク感
(まるで子供のようですが)を存分に味わいました。

現場において、ヒヤッとするドキドキ感は、
排除していかなくてはなりませんが、
このワクワクするような気持ちは、上棟に限らず、
どんな内容の仕事においても忘れてはいけないもの
ではないかと思いました。

先日、SAREXの研修に参加した時に言われた、
「皆、忙しさで 新しい仕事に対する喜びを忘れていないか?」
という言葉が強く印象に残っています。


施工管理課 平野

posted by sekou at 10:48| Hirano(設計課へ引越し)