2010年11月23日

力のイメージ

こんにちは、施工管理課の平野です。

箱根の方は紅葉が見頃になっているようで、
先日は小田原厚木道路の出口手前まで渋滞してしまっていました。
現場へ急ぐ身としては正直、いい迷惑だ!
なんて思ってしまいましたが、やはり紅葉は魅力的ですね。

余談ですが、中学生の頃に所属していた
バスケ部の顧問の先生を思い出しました。
生活指導担当のおっかない先生で、
練習に気合が入っていないような生徒は呼び出され、
太ももにバチ〜ン!!と平手打ちをくらわされていました。
鮮やかに赤く手のひらの跡がつくことから、
通称「もみじ」と呼ばれ恐れられていました。う〜ん懐かしい。


さて、先日はSAREX(住環境価値向上事業協同組合)の
現場監督鍛錬塾第2期に行ってきました。
先月と同じく2泊3日みっちりと講義を受けてきました。
 
特に印象に残ったのが構造関係の講義。
「構造は力の流れをイメージすることが大切」と。
特に私たちのようなリフォームの仕事においては
目の当りにする機会が多く有ります。
実務に戻って、早速いいタイミングの物件があったので
それを意識しながら見ることが出来ました。
木構造「木構造」

柱を抜く・移動するなど既存の構造をいじるようなリフォームでは、
解体工事が完了した時点で、技術責任者である大坂常務と一緒に
構造のチェックを行います。

「この柱にはあの梁が乗っていて、さらに向こうの梁の荷重も受けている。
 ここに大きな力が働くから、こう補強をしておこう」
といった検討が行われます。
まさに力の流れのイメージをしながら既存の構造の弱い部分を探すんです。
打ち合わせ中「打ち合わせ中」

頼りない梁・・「頼りない梁・・」
↑不思議なかかりかたをしている梁を発見。
せいの大きな梁が、半分以上欠きとられた細い梁に乗っかっています。

地震などによる揺れが加わると、この細い部分が
折れてしまう恐れがあるため、この下には柱〜柱間で
梁を足して補強をすることに。
その他にも、プランへの影響を考えながら構造補強の計画
を立てて行きました。


完成してしまえば見えなくなってしまう部分ですが、
構造はお客様の命にもかかわる重要なもの。
より安心して暮らせる住いをつくるためには
的確な力のイメージが必要不可欠です。


施工管理課 平野

posted by sekou at 10:20| Hirano(設計課へ引越し)