2011年09月06日

想定外

こんにちは、施工管理課の平野です。
朝夕は大分涼しくなってきました。
日中はまだまだ蒸し暑い日もありますが、
ツクツクボウシの鳴き声が聞こえてくると
あ〜夏ももう終わりかな〜と
少し寂しいような気持ちになります。

さて、温帯低気圧に変わった台風12号は
豪雨により近畿地方を中心に大きな被害をもたらしました。
想定外の自然の猛威による被害が多いですね。

ということで今回は現場での想定外な事例です。
(ある程度、想定している部分もありますが・・・)

切られた筋交い
切られた筋交い
左側の筋交いが階段をかけるときに邪魔だったのか、
切られてしまっています。
壁厚に納まる中でずらして入れてあげればよかったのに・・・
とうことで新しく入れなおしています。

筋交い入れ替え後
筋交い交換後
それと台所の換気扇(プロペラファンが多い)を付けるために
切られてしまっている筋交いも良く見かけますね。
思わず、筋交いを大切にしてくれ!とツッコミたくなります。

 浴室の土台1
浴室土台1

浴室の土台2
浴室土台2
これは比較的想定しやすい想定外(?)
在来浴室の土台の腐りです。
出入り口サッシ部分や、タイルの目地などから
水気が浸入し土台を腐らせてしまっています。

土台入れ替え
土台入れ替え後

土台は新しく交換しました。
柱の下部も朽ちているので,
この後 両脇に補強の柱を入れました。

トイレ解体後
トイレ解体後
これはトイレの土台です。
写真に写っていませんが、
上にあるサッシ周りから入った雨水が
壁の下地から土台まで腐らせてしまっていました。
これにはビックリでした。
こちらも土台の入れ替え、柱の補強、
原因となったサッシの交換、
外壁の補修を行いました。

こうした事態は、現地調査の段階で判ればもちろん良いのですが、
実際解体してみなければ判らないことは、どうしても出てきます。
レントゲンのように壁の中が写せたら良いのに、とよく思います。

解体後のチェックで問題点と原因を探り、
スピーディーに対応しなければいけません。

どうやって解決してくれよう!と
やりがいを感じる瞬間でもあります。


施工管理課 平野

posted by sekou at 17:28| Hirano(設計課へ引越し)