2012年08月28日

快適な住環境とは

こんにちは、施工管理課の平野です。

暦の上では暑さが治まる頃とされる「処暑」を過ぎましたが、
お構い無しに暑い日が続いています。
皆様、熱中症にはくれぐれもご注意を。
ちなみに、熱中症対策として私のお気に入りの飲み物はこちら。

ソルティライチ
ソルティライチ 
キリン 世界のkitchenから ソルティライチ」です。
ライチに沖縄海塩を合わせて純水で割った飲み物。
「世界のkitchenから」というシリーズ名と、そのパッケージからは
スポーツ飲料的な要素は微塵も感じられないのですが、
しっかりと「熱中・脱水対策に」と謳われているところがニクイです。
もちろん味も美味しい!
結構売れてるみたいです。

先日の猛暑日に、設計担当と一緒にリフォームの現地調査にお伺いしました。
既に空き家になっていたので、しばらく窓も閉め切られた状態だったということ
も大きいと思いますが、2階への階段を上がって半分を過ぎた頃から明らかに
空気が変わり、モワ〜っと暑くなるのを感じました。

さらに押入れの天井から小屋裏に入り込んで小屋組みの状況をチェック。
とんでもなく暑かったです・・・
息を吸い込んだ感触が正にサウナ。
天井裏には断熱材が入っておらず、小屋裏の換気口も無かったので、
直射日光を受けた屋根面からの熱気がこもってしまっていました。
そりゃあ2階も暑いわけです。

そんな体験をした後日、やはり暑い日でしたが、
風の抜けを考えて設計され、
窓ガラスは遮熱・断熱の効果があるLOW-Eガラス、
壁内・屋根裏面にしっかりと高性能断熱材を施した
住宅のロフトに上がってみましたが、
これが不思議なほど暑くない。
屋根面にはトップライトが設けてあり、そこから陽の光が
差し込んでいたにも関らずという状況でした。

通風・遮熱・断熱という要素が組み合わさり、
この快適な状況が生み出されたのだと思います。

特に、通風は非常に大事な要素だと感じました。
高性能の器具・工業製品を使って気密性・断熱性だけを高くしても、
快適なのは冷房という設備機器を使用した時だけ、
という状況になってしまうかもしれません。

通風というのは、自然が相手なだけに難しい要素ではある
と思いますが、それだけに上手く取り入れたいものです。

正に今取り組んでいる「環境配慮型の設計」の意義を肌で感じた
この夏でした。


施工管理課 平野

posted by sekou at 13:59| Hirano(設計課へ引越し)