5月も終盤に差し掛かり、
時には夏の盛りを思わせるような日もある近頃ですが、
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
今週は、大好きな夏が待ち遠しくも、
その前の梅雨がどれ程の雨になるのか気に病んでいる
大坂が書かせていただきます。
この1週間では、解体完了検査が1件、増築基礎の配筋検査が1件、
木工事完了検査が1件ありました。
また、5月20日には私共が加盟するSAREX(住環境価値向上事業協同組合)の
年次総会が東京で開催され、参加して参りました。
前期1年の活動報告と今期の活動予定の発表等のほかに、
理事の方々からの自社の取り組みの発表があり、とても刺激を受けました。
SAREXの会員の皆さんは、それぞれの地域での家造りを
リードしているような工務店ばかりです。
そして、ただ家を建築するだけでなく、
地域のコミュニティ活動を積極的に行っていたり、
大工技能士の育成に行政も巻き込みながら取り組んでいたり・・・。
各地域の特性や、自社の特徴を生かした社会的な取り組みをしています。
私共も、日ごろから地域や環境に貢献できる業務構築をしようと
心がけて来ましたが、これからひとつの新しい取り組みを始めようとしています。
それは、神奈川県産材の利用です。
ご存知の通り、神奈川県は丹沢山系をはじめ、
とても木にも山にも恵まれた地域です。
そのため神奈川県産材は、これまでも様々な形で活用されていましたが、
私共ではコストや流通などの問題であまり利用してきませんでした。
協力業者の方々とも度々情報交換を続けてきましたが、
その中の1社の材木店が神奈川県産材に非常に積極的に取り組み、
製材工場まで造りました。
工場は約900坪もある広さです。
その工場を視察して打合せを重ね、これからは神奈川県産材の
品質や流通量がしっかりと確保できる確信を得ました。
建屋内には丸太から製材を加工する大きな機械が多数設置されています。
こちらは、木材を製材にする過程で乾燥させるための巨大な乾燥機です。
製材したものは、さらに天日で乾燥が進み、
建物に使用される日を待っているようです。
まだクリアすべき課題はありますが、近々活用を開始する目論見です。
これも私共が進めている「環境配慮型設計」の一環の取り組みで、
まだまだ始まったばかりですが、いつか私共が使う木材のほとんどが
神奈川県産になるかも知れない?と考えると、とてもワクワクしてしまいます。
最後の写真は、中でも巨大な丸太を製材し始めるところです。
お寺のお堂の床板にと、特別に注文されたものだそうです。
4m×45cm×10cmの桧の一枚板を8枚!だそうです。
す、すごい。
施工管理課 大坂