2015年05月19日

ブログ移行のお知らせ

施工管理課のブログは2015年4月21日より 優建築工房ホームページ内の 現場監督ブログへ移行いたしました。 今後はそちらで、私たちのことをご覧いただければ嬉しいです。 お気に入りにご登録してくださった皆様、 お手数をおかけして大変心苦しいのですが、 新しいカタチのブログもよろしくお願いいたします。
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2015年04月07日

職人の手仕事

a4月に入って、本格的な春のぬくもりの訪れと共に
桜も満開になりましたね!

今年も残念ながら酒宴を伴う花見は出来ませんでしたが、
各所で綺麗に花を咲かせる桜を、
少しだけ足をとめて眺める機会が何度かありました。

2015.4.6Jsakura

写真は自宅近所の桜並木です。
かなり散り始めてますね。

毎年思うことですが、桜の花はほんとに満開の時間が短く、
それだけに鮮烈な印象を見るものに与えて散っていきますね。

今週は、満開や散り初めの少し切ない桜にも魅かれますが、
実は新緑と桜色が入り混じる葉桜が一番好きな大坂が書かせて頂きます。


この1週間では、木造軸組み検査が1件、
木工事完了検査が2件、外装完了検査が1件、
工事完了検査が1件ありました。

その他に、ご契約したお客様宅の、詳細打合せに向けての
技術的な事前調査(当社では「現場立会い」といいます)に
参加しました。

これは、私共では一定規模以上のリフォーム・増改築工事では
必ず行う手順のひとつで、
設計担当者、インテリアコーディネーターだけでなく、
現場監督が施工的な観点で、詳細な計画の初期に
建物を詳しくチェックすることをいいます。

通常は各担当の3人で行うのですが、
増築の計画など既存建物の構造の検証が不可欠な案件や、
技術的に難しい計画の場合には、
私もこの現場立会いに参加することがあります。

計画の概要とその実現性の検証は、
図面や写真などの資料をもとに何度も打合せを重ねているのですが、
詳細な建物の調査を積み重ねることで綿密な実施計画を作ると共に、
施工段階での予期せぬトラブルを減らすことが出来るのです。
床下や小屋裏のチェックはもちろんのこと、
壁の内部の成り立ちを確認したり、
以前に改装履歴のある建物の場合は、
改装前の状況の予測と検証なども行っていきます。

2015.4.6Jkoyaura

施工段階でのこのへんの話は、
前回の安藤さんのブログにもありますので、
是非ご覧ください。

ところで、詳細に建物を見ていくと、
特に古い建物ほど直接の調査内容とはあまり関係ないところに、
つい目がひかれたりします。

今回の建物は新築時から約50年経っているものでしたが、
細部に細かな職人さんの手仕事が光っていました。

特に建具職人の仕事が秀逸で、
思わず写真を撮ってしまったのでご紹介します。

2015.4.6Jtategu1
まだ、アルミサッシなど普及していない時代の開口部です。

当然、木製の窓なのですが、引き戸の上部には雨戸を閉めても
明かりが取れるFIXガラスの欄間があり、
まとまった降雨時には雨戸を閉めざるを得ない木製窓の弱点を補っています。

そして、よく見ると、木製の建具枠の入り隅が丸く加工されています。
しかも、引き戸も欄間も同じデザインです。

ちょっとしたことなのですが、とても開口部を柔らかな印象にしていました。

また、同じ建具の下框は、引き戸も網戸も枠のチリに雨水が溜まらず
流れ落ちるように勾配が取ってあります。

2015.4.6Jtategu2

デザインだけでなく、機能や耐久性にも配慮した、
職人の心意気のようなものを感じました。

もしかしたら、当時の職人にとっては当たり前のことなのかもしれません。
現在と当時では、住宅建築のありようはかなり変わりました。

しかし、昔の建物を現在の私共が見て
「ちゃんとしてるなぁ」と感じることが多々あるのです。

今、私共が新築したり増改築をしている建物を未来の人々が見て、
「ちゃんとしてるなぁ」と思っていただけるような仕事をしていかねばと、
昔の職人の手仕事を目の当たりにするたび思い返しています。


大坂

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2015年03月03日

見学会と工事中


3月に入って、日中はだいぶ暖かい日も増えてきましたね。
寒さが大の苦手な私としてはとてもありがたいのですが、
なにせ30年来の花粉症でもありまして。。。
ほんと〜に夏が待ち遠しい大坂が今週は書かせて頂きます。

この1週間では、木工事完了検査が2件、外装完了検査が1件ありました。
そのほかに、週末に新築工事の完成見学会をさせていただきました。
2日間で沢山の来場をいただき、誠にありがとうございました。

完成した建物の内容は、設計担当の蓮実が先週のブログ
紹介していますので、是非そちらをご覧ください。

私からは、そんなお客様とのご縁のお話を。

お客様が私共のことを知っていただくのには、様々な方法があります。

ホームページを見つけて、折込チラシや雑誌を読んで、
私共のお客様が知人で、工事現場の看板を見かけて等々。

どの場合でも、少しのタイミングのズレで、縁が有ったり無かったり。

見学会をさせていただいたお客様は、
かなり前から優建築工房のことはご存知だったそうです。
そして、あるとき具体的に話を聞いてみようとご連絡をいただいたのが始まりでした。

まだ建築地の決定もしてない状態で私の自邸をご案内して、
様々なお話をお聞きしていく中で、沢山の共通点が。

ご主人様の地元がとてもご近所であったこと。
何人かの共通の知人がいたこと。
行ってる床屋さんが同じだったこと。
奥様と私共のお客様が親戚であったこと。
などなど。

だから今回工事のご依頼をいただいたわけではないと思いますが、
世間は狭いなあと改めて感じた次第です。

ところで、この見学会の会場のすぐお向かいでは、
私共で大規模な増改築工事をさせていただいておりまして。

全面道路から見学会会場を見ると、こんな感じ。

2015.3.3Jkengagukai001

振り返って、向側を見るとこんな感じです。

2015.3.3Jkengakukai002

新築工事の着工前に、担当が近隣宅をご挨拶して回っている中で
増改築のご相談をいただき、ちょうどこのタイミングで工事中を迎えたのでした。

これまでも、現場の周辺やマンションの下階の方など、
ご近所からのご依頼はたくさんありますが、
見学会に来られたお客様からも
「あれ、お向かいも優建築さんで工事してるの?」と
何度か言われて、とてもうれしく感じました。

どこでどう繋がっているか分からないご縁です。

これからもひとつひとつのご縁を大切に工事に取り組んでいきたいと、
心から感じた見学会でした。

大坂


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2015年01月27日

薪ストーブライフ

1月も最終週に入りました。
本格的な冬の寒さの中ですが、皆さんはインフルエンザなどにかかっていませんか?
今週は、今年になって初めて大坂がブログを担当します。
ご挨拶が遅くなりましたが、皆様本年も宜しくお願いいたします。

この1週間では、木工事完了検査が1件、外装完了検査が2件、
工事完了検査が1件ありました。

ほんとうに暖かさが恋しい毎日ですが、
皆さんは家ではどのように暖を取っていますか?

エアコンやファンヒーターなどが一般的でしょうか。
なかには床暖房を併用している方もいらっしゃるでしょう。
コタツの心地良さも格別ですね。

ですが、特に東日本大震災以降は薪ストーブやペレットストーブなどの
再生可能エネルギー(バイオマスエネルギーなどとも言われます)の
注目度が上がっているようです。

私共でも、お客様からのご質問や設置の実例も増えてきています。
以前のブログでもご紹介しましたが、私の自邸には薪ストーブがありまして、
この季節は毎日火を入れていますので、
今回はその様子を写真を多めにご説明したいと思います。

興味はあっても、「大変そう」や「難しそう」という声も良く聞きますので、
まだ3シーズンですが実際に使ってみての感想も添えたいと思います。
検討されている皆さんの参考になれば幸いです。

まず、火を入れる前の様子です。

2015.1.27Jstobe 001 
こんな顔をしています(笑)

扉を開けて、焚きつけを空気がうまく流れるように置いて
2015.1.27Jstobe 002

火をつけます。

2015.1.27Jstobe 003

自邸では、着火には木材を再生して作った着火剤を使っています。
焚きつけは、現場で出た使用できない端材を使っています。

2015.1.27Jstobe 004

着火剤から焚きつけにうまく火が移ったら
2015.1.27Jstobe 005

この位の中割程度の薪を数本足します。

2015.1.27Jstobe 006 2015.1.27Jstobe 007

この薪にも火が入ると少しずつ暖かくなってきます。

2015.1.27Jstobe 008

しばらく待っていると、炎だけでなく、薪そのものにも火が入って、
内側から赤く燃えている部分が見えるようになってきます。

2015.1.27Jstobe 009

俗に言う「熾き火(おきび)」の状態です。

薪ストーブを効率良く上手に活用するポイントは、
炎を出してどんどん燃やすのではなく、空気量を上手にコントロールして
赤々とゆっくり高温で燃える熾き火を作ることだと言われています。

ですので、なるべく早く熾き火をたくさん作りたいわけです。

また、自邸の薪ストーブは排煙を減らす為に触媒を使うタイプですので
この切り替えが必要となります。

少しずつ温度が上がっていき、触媒の温度で150℃を越えたあたりを目安に
排気経路を切り替えます。

2015.1.27Jstobe 010

自邸の薪ストーブでは、側面のレバーを前向きから後ろ向きへ回すと

2015.1.27Jstobe 011 2015.1.27Jstobe 012

排気の経路が切り替わり、直接煙突へ流れていた煙が触媒を通過して2次、
3次燃焼を経て排出されるようになります。

するとストーブ内の温度がどんどん上がるとともに、炎の出方が柔らかくなります。

2015.1.27Jstobe 013

熾き火もどんどん増えていき、この状態以降は供給する空気量を調整しながら、
減ってきたら薪を足すという作業を繰り返していくわけです。

2015.1.27Jstobe 014

もともと照明が少なく、少し暗めの室内ですので、
薪ストーブの明かりが良い雰囲気をかもし出してくれます。

ちなみに、自邸は延べ床40坪の木造2階建てで、
暖房は火を入れればこの薪ストーブ1台で充分まかなえます。
(まだ小さな子供がいますので、寝るまではエアコンを主に使っています)

引き戸を開けておけば洗面室やトイレまで暖かく、断熱性能もあいまって、
寒がりな私でも真冬に家中どこでもTシャツと短パンで過ごせます。

就寝前には少し薪を足して空気を絞っておくと、ゆっくり明け方まで燃え続けて、
起きたときも室内は程よい暖かさを保っていてくれます。

私自身としては、薪ストーブを導入してほんとうに良かったと思っています。

もちろん、薪の確保や保管場所の問題、家の立地条件や周辺環境など、
苦労や注意すべきこともたくさんあるのですが、
もし興味がある方は是非一度体験していただくことをお奨めいたします。

家電にはない柔らかい暖かさは、なかなか得がたい感覚だと思いますよ。

そして何より、火を囲んでのおしゃべりとお酒の旨さは、また格別です。

大坂


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2014年12月16日

建物と外構の一体的なデザイン

12月も半ばを過ぎました。
いつも言うことですが、ほんとうに1年が過ぎるのが早く感じますね。
先日は、東京で初雪を観測したそうですが、皆さんは風邪などひいていませんか?
今週は、寒さが大の苦手で、週末の夜に薪ストーブの前で一杯飲むのが楽しみな
大坂が書かせて頂きます。

この1週間では、木工事完了検査が1件、完工検査が8件ありました。

それとは別に、私が直接担当した新築のお客様の外構工事が完成したので、
その検査に伺いました。

今回はそのご紹介を。

横浜市のY様邸で、古い住宅地の、わりと細い路地に面した1戸建てです。

2014.12.16Jyamada1 
(電柱と街灯が邪魔ですね!!)

建物自体の設計時もそうだったのですが、
「基本シンプルで永くあきの来ない、でもちょっとおしゃれで、
良く見るとこだわりを感じる」というY様のご要望。

とても難しいのですが、やりがいのあるご要望です。

建物の外装が、ガルバリウム鋼板のシルバー系と
バルコニーのイペ材の羽目板の2系等のカラーなので、
外構にも同じコーディネートをしました。

イペ材の角材で道路に面する低いフェンスを構成して、
建物との一体感を出しました。

いかがですか?

圧迫感は出したくないけど、家がむき出しではない、
柔らかく道路と敷地を区切るように、上端は自然に波打たせています。

加えて、ポスト付き門柱もアルミのシルバー系とイペ材を組み合わせて、
同じコーディネートをしています。

2014.12.16Jyamada2-1

2014.12.16Jyamada3

足元はシンプルにコンクリートの土間打ちですが、
歩行の範囲のみ洗い出しにして駐車スペースと
さりげなくテクスチャーを変えています。

洗い出しには降雨時の滑り止めの効果も期待しています。

ところどころにアクセントで大判の石を埋め込んであるのですが、
奥の方には砂利の範囲にも石が敷いてあり、2台駐車するときでも
タイヤが直接砂利に落ちない配慮がしてあります。

2014.12.16Jyamada4

その奥は、料理上手な奥様の家庭菜園スペース。
レモンやタイム、月桂樹など、料理で使える植栽が植えてあります。

お伺いした時も、「昨晩の残りだけど食べてね」と美味しい
ビーフシチューをごちそうになってしまいました。
もちろん庭の月桂樹の葉も使ったそうです。

お部屋には大きなクリスマスツリーが飾ってあり、
「まだ住みはじめて数ヶ月だけど、とっても心地よくて、
愛着がわいているの」という嬉しいお言葉をいただきました。

2014.12.16Jyamada5

改めまして、Y様、ありがとうございました。
(ビーフシチューごちそうさまでした)

そしてY様をご紹介いただきましたO様、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。

また、今年も沢山のお客様とご縁があり、
沢山のお仕事をさせていただきました。
この場を借りて、心よりお礼を申し上げたいと思います。
皆様、今年も1年間ありがとうございました。
今年の私のブログは今週で最後となります。
良いお年をお迎えください。


大坂


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2014年11月25日

休日の課外授業

こんにちは。施工管理課の井出です。
もう12月間近、あっという間に今年も終わってしまいそうですが、
この季節、雪山が好きな私はワクワクしております。

今回は先日、リフレッシュ休暇を頂いたときのお話をさせて頂きます。

私は、休みとあらば、趣味の家具造りに没頭します。
今回は、学生時代からの知り合いが飲食店をOPENさせるとの事で、
お祝いに、お店で使うテーブルを造ることとなりました。

ですが正直、1人では難しい。というか造れなさそうです(汗)
しかも2台。

そこで!今回は学生時代からの友人が家具職人をしており、
その友人に工房を借りて手伝ってもらい・・・
ほとんど教えてもらいましたが (笑)、造って参りました!


まず材料は杉を調達しました。
お店のテーブルには少し柔らかいですが、
内装で杉を多く使用していたので、そちらに合わせて。

20141124CRIkagaijugyou1

天板はこれらを4枚をはぎ合わせます。
1枚1枚削り出し、色味のバランスを見ながら4枚ずつ並べます。
何度も並べ替えましたが、このバランスが1番良さそうでした!

20141124CRIkagaijugyou2

1枚1枚の木の間には、ビスケットと呼ばれる部材を入れて、
ボンドをしっかりと入れました。
作業に夢中で写真を取り忘れてしまったので、イメージ写真です。
名前の由来は、お菓子のビスケットに似ているから。そのまんまです。

20141124CRIkagaijugyou3 20141124CRIkagaijugyou4

それを、はぎ合わせるためにプレス機という機械で上から圧力を掛け、
接着出来るまで乾燥させます。今回は、まる1日乾燥させました。
ここでしっかりと圧着させないと、後に開いてしまう事があるので、
重要な過程です。

20141124CRIkagaijugyou5

次に脚の部分の部材を、残りの材料から切り出します。
はめ込んで組み上げられるようにホゾ加工をしておきました。

20141124CRIkagaijugyou6 20141124CRIkagaijugyou7

これで、やっと使用する部材が完成しました。
これらを一気に組み上げます。

20141124CRIkagaijugyou8

そして、最後にウレタン塗装を施し、無事に完成することが出来ました!
家具職人の友人のおかげで、なんとかカタチになり、
今は無事にお店で使用してくれています。

20141124CRIkagaijugyou9

今回は、普段の仕事では体験できない
貴重な経験をすることが出来ました。
勉強になることばかりの充実した
リフレッシュ休暇を過ごせました。

造り方は、なんとなく知っておりましたが、
知っていること、それを実際に行うとでは、
全く違う事なのだと痛感しました。
(当たり前ですが・・・)

終止、友人に助けてもらってばかりでしたが、
天板の色味のバランスは我ながら良かったと思います!

20141124CRIkagaijugyou10 20141124CRIkagaijugyou11


施工管理課 井出

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2014年11月11日

薪ストーブのメンテナンス

11月も半ばに近づき、かなり冬らしくなってきましたね。
急に寒くなって、関東でも木枯らしが吹いたそうです。
暖かさが恋しい季節になりましたが、皆さんは風邪などひいていませんか?

今週は、今年の冬は寒さが厳しそうで、
今からかなりビクビクしている大坂が書かせて頂きます。

この1週間では、
木造軸組検査が1件、木工事完了検査が2件、
外装完了検査が1件ありました。

それ以外に、太陽光発電システム設置工事が2件完了しました。
(この太陽光発電システムの当社の取り組については、
また別の機会にご紹介したいと思っています)

さて、以前にこのブログでも自邸の紹介をさせていただきましたが、
今回は自邸の薪ストーブのメンテナンスのお話です。

どんな機器でもメンテナンスは必要ですが、
特に薪ストーブは定期的なメンテナンスが不可欠です。

煙突の内部の掃除がまず大切で、
これが詰まってしまうときちんと燃えませんし、
安全にも関わってきます。

ひどい場合には、内部にこびり付いたタールやススに着火し、
煙突が燃えてしまうこともあります。

さらに、扉の隙間を埋めているガスケットを交換したり、
二次燃焼をさせるための触媒を入れ替えたり、
メンテナンスの項目は多岐に渡ります。

自邸の薪ストーブはまだ2シーズンの使用ですので
少し早いのですが、先日専門の職人さんに
全体的なメンテナンスをお願いしました。

まず、ビフォーの写真。

2014.11.11Jstove1

自邸にはこんな感じで薪ストーブが据えられています。
まだそんなに汚れてはいませんが、前扉のガラスはススで曇り気味です(汗)

それを養生します。

2014.11.11Jstove2

この養生は、外部から煙突内にブラシを通してススを落としたときに、
煙突の繋ぎ目などから室内に出てこないようにするためのものです。

で、煙突掃除の様子は、一緒に屋根に上って夢中になって見てたもので、
写真をとり忘れてしまいました(スイマセン)
ちなみに、煙突内はとてもきれいな状態でした。

続きまして、本体の掃除と、ガスケットや触媒のチェックです。
まず全体的に埃やススを掃除します。

2014.11.11Jstove3

その後、天板をはずして内部を掃除しながら不具合が無いかもチェックします。

2014.11.11Jstove4

自邸の薪ストーブは、直接煙突への排気と触媒を
通過させて二次燃焼させる排気を切り替えるタイプなのですが、
その切り替えがここで行われます。

2014.11.11Jstove5

写真の真ん中の丸い蜂の巣状のものが触媒です。
排気が通過する箇所なだけにスス汚れはありますが、
こびり付いたタールのようなものは無く、比較的良い状態。
触媒の交換もまだまだ先で良さそうです。
切り替え蓋や触媒も外して、隅々まできれいに掃除してもらいました。

2014.11.11Jstove6

前扉は最も動かす部品です。

2014.11.11Jstove7

締めたときの気密性も大切で、パッキンにひも状のガスケットが付いています。
まだ交換するほど劣化してはいないのですが、
より気密性を増すためにひと回り太いタイプに交換していただきました。

2014.11.11Jstove8

他の扉や灰受けトレイなども取り外して掃除していきます。

2014.11.11Jstove9

内部の灰も隅々まで取除いて、すっかりきれいになりました。

2014.11.11Jstove10

扉などの閉まり具合も調整しながら、全ての部品を戻していきます。
仕上げに全体にポリッシュを塗りながら磨いて、

2014.11.11Jstove11

前扉のガラスをきれいに拭き上げたら、完了です。

2014.11.11Jstove12

おかげさまですっかりきれいになりました。

2014.11.11Jstove13

このくらいの使い方と頻度なら、プロにお願いするのは
3年ごとのメンテナンスで大丈夫そうとのことでした。

実際にメンテナンスの内容を目にして、なかなか大変な
作業だと実感しましたが、逆に愛着が沸くとともに
しっかりとメンテナンスをすれば長く使い続けられる
ということも強く感じました。

次回にプロにお願いするまでは自身でしっかり手入れをして、
これからも我が家と家族を暖めて欲しいと思っています。

きれいにリフレッシュした薪ストーブにまた火を入れるのが楽しみです。

施工管理課 大坂


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2014年10月07日

施工管理の裏側

朝晩は、かなり涼しくなって秋らしい陽気ですが、
社内では風邪をひいてマスクをしている社員もチラホラ。
皆さんは体調を崩したりしていませんか?

秋といえば味覚の秋。
山海の旬の恵みを美味しくいただいて、
元気に毎日を過ごしたいですね。
今週は、つくる方でも食べる方でも味覚の秋を満喫している
大坂が書かせて頂きます。

この1週間では、解体完了検査が1件、木工事完了検査が1件、
完工検査が1件ありました。

また、協力業者と当社現場監督にて、防災訓練を行いました。
これは、実際に消火器を使って火を消す体験や、
有機溶剤の使用や緊急事態の対応の確認などを行う訓練で、
毎年実施しているものです。

さて、先ほどは味覚の秋と書きましたが、
私達工事現場の管理をする者にとって
天敵とも言える秋の風物詩が、台風です。

この台風が、先週末から今週にかけて、関東に直撃しました。

各地では土砂崩れなどの被害もあり、私共の近郊の市町村でも
避難勧告が出るほどの風雨となりました。
幸い、私共の施工中の現場では大きな被害はありませんでしたが、
解体直後で外装が未完成の現場では、
台風が近づくとなると大変な緊張が走るのです。

特に高台などで風当たりが強い立地の場合はなおさらです。

皆さんも見かけることがあるかもしれませんが、
通常、仮設足場には養生ネットが張られています。

2014.10.7Jashibajyoukyou

強風時には、これがまともに風を受けてしまうので、
事前にきちんとたたむことが必要です。

2014.10.7Jtaifuuyoujyougaibu

さらに、大規模な増改築の現場では、
建物の状況を的確に把握して、その時点で必要な台風養生を
しなけれればなりません。

前回のブログでもご紹介したこの施工中の建物は、
様々な年代で増改築を繰り返しており、
その接合部位の補強が重要な工事項目です。

しかし、その工事が未完の状態で
今回の台風に遭遇することになりました。

さらに、外壁は全て取り払っているのですが、
屋根はほぼ既存を維持する計画ですので、
足場のネットをたたむと強風が直接屋根を
吹き上げるように直撃してしまいます。

しかし足場のネットをたたまなければ、
足場が傾いたり倒壊したりするかもしれない。

そこで、本来の工事工程の作業とは別に、
構造躯体に臨時の筋違いや補強の柱を設置し、
引き抜きが掛かる箇所には接合金具も取り付けて、
厳重に台風対策の補強を行いました。

2014.10.7Jtaifuuyoujyounaibu


おかげ様で無事に台風を乗り切ることが出来ました。

現場管理というと、施工計画を立て、職人と打合せをしたり、
施工状況や進捗をチェックすることが仕事という印象があります。

それは正しいのですが、現場をスムーズに進行させるには、
ただ建物のことだけを考えていては足りなくて、
天候のこと、近隣住民のこと、通行人や交通機関のことなど、
その裏側でさまざまなことを行われているのです。
その一部を今回は紹介させていただきました。

では、続きは次の機会に。


施工管理課 大坂


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2014年09月02日

リニューアルしたホームページのご紹介 その3 「耐震リフォーム」編

猛暑の夏が過ぎたかなと思ったら、寒くて雨が降ったり止んだりと
ハッキリしない天気が続いていますが、皆さんは体調を崩したりしてませんか?

今週は、週末に四十うん歳の誕生日を迎え、
初めて我が子のハッピーバースデー♪の歌で祝福されて
親バカに拍車が掛かっている大坂が書かせて頂きます。

今週は、木造軸組み検査が1件、完工検査が4件ありました。

さて今回も、前回に引き続き4月7日にリニューアルした
当社のホームページのご紹介をいたします。

2014.9.2OJHomeTop

前回は、「人気のリフォーム」というコンテンツの中から、
「二世帯リフォーム」と「増築リフォーム」をご紹介しました。

今週は同コンテンツの特に「耐震リフォーム」について、
実際の事例をふまえながらご説明したいと思います。

2014.9.2OJninki

私共では住宅が生活の基盤となる場であり、
地震や風雨などから住人の生活を守ることが大きな使命である以上、
建物の耐震性を含む構造の検証はとても大切な事項だと考えています。

ですので、耐震補強がメインの工事でなくとも、
計画段階や工事の過程でチェックできる限りの構造的なチェックを行い、
予定外でも必要に応じて補強を施しております。

耐震とひと口に言っても、同じものはふたつと無いというくらい建物の状況は
皆異なりますし、そこに必要な補強方法と施工技術も千差万別です。

大切なことは、細かなところばかりを見るのではなく、
まず地盤や敷地を含めた建物の状況を大きく捉え、
さらに1階と2階を関連付けて建物全体のバランスを
考慮する視点を持つことです。
その上で、補強するポイントを的確に絞って、
適切な補強計画を立てることが重要です。


2014.9.2OJkaitai

↑こちらの写真は現在施工中の現場の解体時の写真ですが、
良く見ると柱や土台が2重になっていることが分かりますか?

これはかつての増築工事の跡で、ここを挟んで手前と奥側では、
年代も大工さんの構造の作り方も全く違っています。
そしてこの接続の仕方も非常に簡易な造りでした。

2014.9.2OJkaitaiappu

かつて増築していたことは事前の調査で把握していましたし、
補強計画に組み込んでいましたが、やはり施工時のチェックが大切で、
最終的にはここでの判断で様々な補強方法が確定していきます。
かつての増築の箇所を全てしっかりと補強して、
継ぎはぎだった構造体を全体としてひとつの骨組みにしていきます。

また、別の箇所ではかつての浴室の壁にブロック積みが現れました。

2014.9.2OJkaitaifuro

これも想定していたことなのですが、
あまり強度を期待できないブロック積みの壁に地震時などに
負担が掛からないように補強計画を修正していきます。

シロアリなどの被害で劣化した構造体を、
交換したり補強したりするのは当然ですね。

2014.9.2OJkaitaishiroari


今回ご紹介したのは、
大規模リフォームのなかでの耐震補強工事の事例ですが、
様々な規模の様々な工事のなかでの耐震リフォームの考え方や
その事例等がホームページにはありますので、
是非参考にしていただければと思います。

では、続きは次の機会に。

施工管理課 大坂


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2014年07月22日

リニューアルしたホームページのご紹介 その2 人気のリフォーム

先日の夜は雷を伴う局地的な豪雨でビックリしました。
今年の梅雨は、ほんとうに変な天気が続いていますね。

でも、本日ようやく梅雨明けして、私の大好きな夏が到来し
ウキウキの大坂が書かせていただきます。

今週は、木造軸組み検査が1件、
外装完了検査が1件、完工検査が2件ありました。

さて前回に引き続き、4月7日にリニューアルした
当社のホームページのご紹介をいたします。

ホームページのトップページ
2014.7.22OJHomeTop


前回はホームページ全体の構成の概略をご説明しました。
今回はその中から「人気のリフォーム」という
コンテンツを取り上げたいと思います。

このコンテンツは、リフォームという幅広い内容の中から、
特徴的な大きな項目を抜き出して、
一般の方にもわかりやすく解説するとともに
当社の考え方や取り組みをご紹介しているページです。

人気のリフォームのページ
2014.7.22OJninki

「二世帯リフォーム」、「増築リフォーム」、「耐震リフォーム」、
「全面リフォーム」、「暮らしを楽しむリフォーム」
という5つに分けてご説明しています。

「二世帯リフォーム」のページでは、
ライフスタイルや生活パターンの異なる世帯が
ひとつ屋根の下で暮らすために、
リフォーム時点でクリアしなければいけないポイントについて
説明するとともに、当社の事例をご紹介しています。


二世帯リフォームのページ
2014.7.22OJnisetai

完成して一緒に住み始めてから気が付く様々な
注意点について、具体的に解説しています。

例えば、2階の水周りの位置と
1階の寝室の位置関係に要注意。
などは良く言われていることですが、
実は給排水の音よりも玄関ドアの開閉時の音のほうが
気になるといった声も多いのです。
夜遅くに帰宅することが多い場合などは、
この点にも配慮が必要かもしれません。

「増築リフォーム」のページでは、
法令のクリアや施工技術的に難しい増築工事の解説だけでなく、
図面では気が付きにくい増築後の風通しや日当たりへの配慮など、
プロでも見落としがちなことをご説明しています。

増築リフォームのページ
2014.7.22OJzoutiku

当社の実例の中には、日当たりの悪かった1階のリビングを
増築を期に2階へ変更した事例なども、ご紹介しています。
ぜひご覧になってみてください。

 

リフォーム、特に大規模なリフォームの場合は、
これらが独立してあるわけではなく、
実は多くの場合様々な要素が組み合わさりながら
出来上がっているのです。

二世帯向け住宅に全面リフォームするために、
耐震補強を行いながら増築して部屋数を増やそう。
そして、これを期に念願だった書斎や趣味の部屋を作り、
ガーデンパーティーが出来るようなバーベキューコンロも作ろう。。。

などというと、すべての項目が含まれてしまいますね。(笑)

しかし、ひとつひとつの項目ごとにも検討すべきことはたくさんあり、
それらが上手く解決されて始めて理想のリフォームが
出来上がるのだと思っています。

見ていただいた皆さんの参考になり、
かつ、私共の日頃の取り組みや考え方などが
お伝えできればうれしいのですが、いかがでしょうか?

他の3つの内容について、引き続き次回のブログで
ご説明したいと思います。


施工管理課 大坂

 

優建築工房のホームページはこちら。

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2014年06月17日

リニューアルしたホームページのご紹介

梅雨入りしたと思ったら、梅雨のイメージとはかけ離れた豪雨と強風!!

梅雨時期は毎年工事の進捗がはかどらずに悩まされるのですが、
今年の梅雨は、なんだか大変そうだ。。。
と思っていたら、最近は夏のような晴天の連続。

現場のほうは助かるのですが、
気温も安定せず体調を崩す社員もいたりして、
なんだか変な梅雨ですが、
皆さんは風邪などひいてませんか?

今週は、先日の自治会の草むしりに奮闘して
腰が痛い大坂が書かせていただきます。

今週は、基礎配筋検査が1件、木工事完了検査が3件、
外装完了検査が1件、完工検査が1件ありました。

さて、今回からは4月7日にリニューアルした
当社のホームページのご紹介をしたいと思います。

そもそも、このブログはホームページのコンテンツのひとつですが、
直接ブログを見つけていただいた方や、
4月7日以前にブックマークしていただいた方々は
もしかしたらホームページのリニューアルに気が付いてないかも。。。!

そんな方がいらしたら、是非ホームページのほうもご覧下さい。

会社設立以降、
これまでも何度かホームページを更新してきましたが、
今回は全面的にリニューアルしました。

トップ画面

今日のブログでは、
全体的な構成や大項目についてご紹介しますね。
トップページの上部に横に並んでいる
7つのボタンがメインのコンテンツとなっています。

まずは「私たちの住まいづくり」のページ。

sumaizukuri

この中には、
「4つのこだわり」や「優しい家づくり」、
「オーダー家具」などのページがあり、
私共の住まいづくりへの取り組みや考え方、
特徴などをまとめています。

特に、前回までこのブログでご紹介していた
「環境配慮型設計」についても、
その概要をわかりやすく説明したページがありますので、
是非ご覧になってみてください。

kankyouhairyogata

kannkyouhairyo-t

つづいて、「リフォームと新築の各事例紹介」のコンテンツです。

reform

sintiku


これらも、内容や特徴ごとに分類して検索しやすく構成しました。
これからもどんどん完成事例をアップしていきますので、ご期待下さい。


次は、「人気のリフォーム」というコンテンツ。

ninki

ここでは、リフォームのタイプを大きく5つに分類して、
そのコンセプトや特徴、注意点や私共の考え方などを
説明しています。

様々な大規模リフォームを検討している方なら、
参考にしていただける項目がきっとあると思います。


次は、「オーナーさん紹介」というコンテンツ。

orner

ここでは、実際に当社でリフォームしていただいたお客様に
登場いただき、そのエピソードやリフォームしてみての感想など、
生の声をご紹介しています。

このコンテンツもこれからどんどん増やしていこうと思っています。


次は「住まいが出来るまで」というコンテンツです。

dekirumade

この中には、私共のリフォームと新築それぞれの
お問い合わせから完成、お引渡しまでの全体的な流れと
その場面ごとの内容がわかりやすく説明されています。

興味はあるけど、実際に問い合わせをしたらどうなるんだろう?
優建築工房は何をしてくれるんだろう?
と思ってらっしゃる方は、是非ご覧になってみてください。

きっと家づくりの大きな流れが解っていただけると思いますよ。


最後は「会社案内」のコンテンツ。

shain


ここでは、「会社概要」や「環境への取り組み」などの説明をしています。
また、写真付きで社員紹介もしていますので覗いてみてください。

簡単ですが、リニューアルした当社のホームページについて
ご紹介させて頂きました。

まずは、百聞は一見にしかず。
是非実際に各コンテンツをご覧になっていただければと思います。
次回からは、各コンテンツについてもう少し詳しくご説明したいと思います。

では、続きは次の機会に。


施工管理課 大坂

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2014年05月13日

自邸のご紹介(環境配慮型設計に着目して)その6

ゴールデンウイークも終わり、いよいよ春も本番といった感じ。
時には日なたでは汗をかく陽気になりましたが、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
今週は、2歳になる息子とブラレールで遊ぶことにハマっている
大坂が書かせていただきます。


今週は、解体完了検査が1件、基礎配筋検査が1件、
木工事完了検査が2件、完工検査が2件ありました。

さて、今回も引き続き「環境配慮型設計の実践例」としての
自邸の紹介をしたいと思いますが、
とりあえずこの一連の内容は今週で最終です。

これまで、「開口部と通風の設計」、「採光と日射遮蔽の設計」、
「自然素材設計」、「省資源設計」と、
私共が取り組み続けている「環境配慮型設計」の具体的な手法を、
自邸を実例としてご説明してきました。

限りあるページの中での簡単な説明でしたが、
もしこれらをひと通りお読みいただき、
写真等もご覧いただければ、「環境配慮型設計」の概要は
お解りいただけたのではないかと思います。

ですがこれまでの写真は工事中や完成後に私が撮ったものばかりで、
あまり見栄えのするショットはありませんでした。。。
プロのカメラマンさんに撮っていただいた写真が先日全面リニューアルした
当社のホームページに掲載されましたので、お知らせいたします。

やはりプロが撮ると違うなぁというショットがいくつもありますので、
是非ご覧になってみてください。

ここでは、そのさわりだけご紹介しますね。

まずは外観。

2014.5.13COTgaikan

つづいて吹き抜けや薪ストーブ。

2014.5.13COTL

2014.5.13COTs

ダイニングキッチンはこんな感じ。

20145.13D

プロが撮ると、実物よりも良く見えるかもしれません(笑)

他にもありますので、それらは是非当社のホームページを
直接ご覧になってください。

そして、リニューアルしたホームページには
「環境配慮型設計」についてもっと詳しく説明したページもありますので、
ご興味のある方は是非覗いてみてください。

自邸の他にも「環境配慮型設計」の実例も掲載されていますし、
オーダー家具の特集ページなど見応えのあるホームページになっていると思います。

今後は、引き続きリニューアルしたホームページについてご紹介いたします。
では、続きは次の機会に。

施工管理課 大坂

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2014年03月25日

自邸のご紹介(環境配慮型設計に着目して) その5

3月もいよいよ後半に入り、春一番も吹きました。
日中はかなり暖かい日も増えましたが、
油断すると朝晩はまだまだ冷える日もありますね。
皆さんは風邪などひいていませんか?
今年で花粉症暦が30年になる大坂が書かせて頂きます。

今週は、解体完了検査が1件、基礎配筋検査が1件、
木造軸組み検査が1件、木工事完了検査が1件ありました。

さて、今回も引き続き「環境配慮型設計の実践例」として
自邸の紹介をしたいと思います。

前回は「自然素材設計」 の珪藻土いついてお話しましたが、
今回はその関連もある「省資源設計」についてお話しします。

ここで言う「省資源設計」というのは、
簡単に言うと『材料固有の寸法を理解し、
それをなるべくそのまま生かす設計をすることで、
無駄を無くし、ごみを減らし、環境にもコストにも
優しい設計をする』ことを指します。

そして、結果的にはその寸法を生かすことで、
見た目にも美しい比例になったり、機能的にも良い寸法で
納まるよう配慮した設計を目指しています。

では自邸での具体的な「省資源設計」の例を説明します。

前回、子供部屋に珪藻土を採用するに当り、
擦れやキズ対策で腰板を張っている例をご説明しました。
この腰板には厚さが5.5oのシナベニヤが貼ってあるのですが、
この板の大きさが3尺×6尺、つまり910o×1820oという寸法なので、
それをそのまま貼るために床から91pの腰板壁となります。
厳密には、高さを微調整したり、上端の面を取ったりしますので、
91pではなく約90pという言い方になります。

子供部屋腰板

そして、この腰板壁がそのままグルッと回って、
ある箇所では吹き抜けに対する手摺壁になっています。
そのままだと約90pの手摺壁ですが、
落下防止の意味を考えると少し低すぎる。
しかし、これより大きな規格のシナベニヤは、
大きさが1230o×2430oなので、切って使うと無駄が多い・・・。
ということで、シナベニヤの約90pという寸法を生かしながら、
落下防止の手摺の高さも確保する為に
こんな手摺壁のデザインにしてみました。

子止め部屋手摺

同じデザインで廊下側の手摺も構成していますが、
こちら側は天窓からの明かりを効率よく下階へ導く為に
強化ガラスが入れてあります。

トイレの腰壁についても前回触れていますが、
こちらも同様の仕様で、約90pまでシナベニヤが貼ってあります。
足元周りや便器からの水はね等の為の腰板なのですが、
ちょうど手洗い器の水はね対策にもなる寸法で、
タオル掛けなどのアクセサリー等を取り付ける目安にもなっています。

トイレ腰板

濡れた手を拭くタオルの湿気から珪藻土を守ることにもなります。

シナベニヤに限らず、流通している資材ごとに固有の寸法がありますので、
設計段階からそれを意識しておくことで無駄やごみを減らすだけでなく、
美しく仕上るというものが他にもたくさんあるのです。

その代表例のひとつがタイルでしょうか。

タイルは、そのタイルごと様々に決まった寸法がありますし、
「タイル割り」という言葉があるくらい目地の巾まで含めて
詳細に設計しないとなかなか美しく納まりません。
切った切れ端は上手く活用できず、捨てるしかない場合も多いのです。

自邸の場合・・・どうでしょうか?

キッチンタイル

まあまあ上手くいったでしょうか(笑)

もちろん関連する様々な制約がありますから、
『無駄の無い』ばかりを考えて設計できるわけではありませんが、
こういうことの積み重ねが、結果的にはごみを減らすことや
美しい納まりにつながればと考えているのです。

では、続きは次の機会に。

施工管理課 大坂

posted by sekou at 09:25| Osaka

2014年02月11日

自邸のご紹介(環境配慮型設計に着目して) その4

2月に入り、引き続き寒い日が続いていますが。。。
などと思っていた矢先、
先週末に45年ぶり(驚!)というような大雪が関東近郊に降りました。
天気予報をチェックして、全監督に全施工中現場の養生等の
チェックを指示していたものの、ここまで降るとは正直思いませんでした。
皆さんは大きなトラブルはありませんでしたか?

私の自邸は小高い傾斜地の上のほうに建っているので、
まさに陸の孤島状態(苦笑)。
前面道路はどこからどこまでが道かも解らない状況で、
とても車は出せませんでした。

自邸近景
1

ウッドデッキも雪のカーペットを敷き詰めたようですし、
バルコニーの手摺には、この狭い巾の上に15p以上の
雪が積もっていました。

ウッドデッキ
2


バルコニー
3

今週は、こんな日は炎の暖かさが身に沁みるなぁ、
と週末の夜は薪ストーブの前に陣取って
お酒を頂いていた大坂が書かせて頂きます。

薪ストーブ
4

今週は、基礎配筋検査が2件、木工事完了検査が1件、
工事完了検査が1件ありました。

さて、前回は少し寄り道をしましたが、
今回は話を戻して「環境配慮型設計の実践例」として
自邸の紹介の続きをお話したいと思います。

これまで、「開口部と通風の設計」、
「採光と日射遮蔽」ときましたので、
今回は「自然素材設計」について、
特に珪藻土についてお話したいと思います。

部屋によって多少は異なりますが、
自邸の内装の雰囲気はこんな感じです。

居間の内装写真
5

床は国産杉の無垢材(水周り等はタイル貼り)、
壁は珪藻土塗り(一部腰板張り)、
天井はクロス貼りや桧無垢縁甲板張りなどです。

珪藻土とは、植物性プランクトンが化石化したもので、
内装の仕上げ材として現在ではかなりの認知度が
一般の方々にもあるようです。
その独特な質感や雰囲気だけでなく、
湿気を調節したり臭いを吸着するなどの様々な
優れた機能を有する仕上げ材です。

しかし、市販されている珪藻土建材は
数十〜百数十種くらいはあり、その内容は千差万別。
含まれる珪藻土の割合の大小や、自然素材以外の成分の有無など、
性能にも大きく影響するチェックポイントがいくつかあります。

珪藻土を採用して「自然素材設計」をする場合は、
まずその建材の選定がとても大切です。
この点については、また別の機会に詳しくお話したいと思います。

さて、内装の仕上げにただ珪藻土を塗るだけでは
「自然素材設計」とは言いません。

先ほど延べましたように、珪藻土には調湿や吸着、
吸音などの優れた機能がある反面、
擦れなどの衝撃に弱い等のデメリットもあります。
そして何より、性能の良い珪藻土ほど湿気を吸い込みますから、
もしその性能値以上の湿気が与えられ続ければ、
蓄えたたくさんの水蒸気が原因となり
カビが発生するということが起こりえるのです。

つまり、どんな優れた素材でも、適材適所に、
そして適したかたちで使用することが大切。
そしてそれは取り扱いが難しい自然素材なら尚のことなのです。

では、珪藻土についての「自然素材設計」の実例を、
自邸の写真を例にいくつかご紹介いたします。

水周り、特に洗面や手洗いなどの直接水が掛かる
可能性のあるところは、水かかりの範囲に
タイルなどの耐水性の高い素材を組み合わせましょう。

手洗いカウンター
手洗いカウンター

タイルは様々な色味や質感のものがありますので、
機能だけではなくデザインにも寄与し、個性が発揮されるところです。
自邸の場合は、ここだけということで妻の趣味で
可愛らしい色味のモザイクタイルを貼っています。

また、よく手足が触れたり、布団などが擦れる部位には
その対策も必要です。

子供室の壁
7

自邸では、将来子供室とする予定のスペースには、
床から約90pまでシナベニヤが貼ってあります。
これはキズや汚れ対策で、
仕上げにはオスモワックスが塗ってあります。

他にも、つま先がよくぶつかるカウンターデスクの下や、
ベッドや机を寄せる壁面などでも、
キズ対策として同様の仕上げを施します。

とてもシンプルな仕上がりになるので、お客様にも好評で、
最近では居間や廊下などでも同様の設計をすることが増えてきました。
写真「居間の内装写真」を見ていただくと、自邸の居間では
杉の縁甲板が腰壁として張ってあります。

適材適所という意味では、臭いを吸着する機能を生かし、
珪藻土をトイレ内にもよく塗りますが、湿気や手垢等が心配なことも。
その場合には、壁は汚れに強い素材で仕上げ、
天井に珪藻土を塗ることもあります。
同様に、モノの出し入れ時のキズ付けが心配な納戸などでも天井に塗り、
湿気対策とすることあるのです。

どの場合でも、区画された空間の体積(つまり空気の量)に対して、
求める機能がちゃんと発揮できる割合以上の面積に珪藻土が
塗られていることが重要です。
この比率は、採用する珪藻土の性能によって異なりますので、
しっかり検討する必要がありますね。

以上、珪藻土の採用時の「自然素材設計」について、
簡単ですがご説明させて頂きました。

余談ですが、私には2歳になる息子がおり、まだオムツをしてますので、
居間の片隅に専用のゴミ箱が置いてありますが、
珪藻土のおかげで臭いがまったくと言っていいほど気になりません。

素朴で柔らかな質感、見た目にも機能的にも
住む人に優しい自然素材を上手に採用する為に、
「自然素材設計」は大切な要素だと考えています。

興味がある方は是非実感していただきたいと思います。
では、続きは次の機会に。

施工監理課 大坂

posted by sekou at 14:04| Osaka

2013年12月24日

自邸のご紹介(余談篇 自邸が雑誌に載りました) その3

寒さも日に日に厳しくなり、いよいよ本格的な冬の到来。
皆さんは風邪などひいていませんか?
今週は、寒さに弱く冬は苦手でしたが、
薪ストーブの火を眺めながら飲むお酒の美味しさにはまり、
冬も悪くないなぁと思い始めた大坂が書かせて頂きます。

今週は、木造軸組検査が1件、外装完了検査が2件、
工事完了検査が4件ありました。

また、12月に入り、年末のご挨拶で沢山のお客様宅に訪問しました。
残念ながらお会いできなかったお客様もおりますので、
この場を借りて本年のお礼を述べさせていただきたいと思います。

本年も誠にありがとうございました。
今後とも、家に関することでご相談、ご質問等ございましたら、
いつでもお気軽にご連絡いただければ幸いです。
宜しくお願いいたします。

さて、前回前々回とこのブログで、 自邸を「環境配慮型設計の実践例」として
ご紹介させて頂きましたが、今回は少し寄り道を。

今、本屋さんに並んでいる「チルチンびと」という雑誌に自邸が載りましたので、
そのご紹介をさせて頂きます。

写真@

写真A

チルチンびとのこの号(季刊 2014冬 78号)が、
「火のある暮らしの豊かさ」をテーマにしていて、
中の「火のある時間を愉しむ家」という企画ページ内に
4ページ掲載されております。

私の自邸に薪ストーブがあることは、
以前のブログでも触れておりますが、
この紙面でその様子がよりわかると思います。

薪ストーブは、薪の調達や火の管理、各シーズンごとのメンテナンスなど、
確かに面倒なことも多いのですが、他の暖房には無い暖かさや、
火を眺める時間の豊かさなど、とても得がたい素晴らしさもありますので、
是非ご興味がある方は一度体験していただければ思います。
薪ストーブのこと以外にも自邸の紹介が写真付きで載っておりますので、
是非参考にしてください。

お恥ずかしながら、妻と息子、そして私自身もチラッと写っております。
が、なぜか私はうしろ姿ばかり(笑)

これまでご説明した「環境配慮型設計」の視点とは別の、
なんとなくのんびりした写真が載っていますので、
本屋さんに行かれた折には目を通していただければ幸いです。


次回のブログでは、引き続き環境配慮型設計の視点で
自邸をご紹介したいと思います。

施工監理課 大坂

posted by sekou at 11:45| Osaka

2013年11月12日

自邸のご紹介(環境配慮型設計に着目して)その2

昨日より急に寒さが厳しくなり、一気に冬に突入した気配。
皆さんは風邪などひいていませんか?
今週は、寒さにとっても弱いくせに
厚着や重ね着が嫌いな大坂が書かせていただきます。
ちなみに週末のメニューは、寒くなったら定番のおでんでした。

今週は、木造軸組検査が1件、木工事完了検査が2件、
外装完了検査が2件、工事完了検査が1件ありました。

前回のブログで、 自邸を「環境配慮型設計の実践例」として
ご紹介させて頂きましたが、今回はその続きで
「採光と日射遮蔽」の設計についてお話したいと思います。


「日当たりの良い居間にしたい」や
「この部屋が暗いので何とかしたい」などは、
お客様からとてもよく聞く要望です。

もちろん、誰しも暗く陰湿な部屋よりも、
明るく明朗な部屋のほうがいいのは当たり前でしょう。

しかし、日当たりのことばかりを考えて家を設計すると、
夏は暑くて大変ということになりかねません。
その暑さを遮るために、日中から厚いカーテンを閉めることになり、
結果的に真っ暗な部屋になったら本末転倒ですね。

そこで、採光(つまり室内に日光を取り込むこと)を計画するときには、
夏の暑さをいかに遮り、冬の暖かさをいかに取り込めるか、
を考えることが大切なのです。

そして、夏の「暑さ」は遮っても、「明るさ」は上手に取り込むことも
合わせて考えなければいけません。

実はとても難しいことですし、計画建物の立地条件や
周辺環境によって全てをクリアできない場合もあります。
その時はガラスの性能で軽減したり、窓装飾を工夫したり、
別種の解決方法も取り入れますが、
まずは、間取り設計段階に建物の形態と窓の計画で
最善のプランを作ります。


自邸の場合、幸いなことに東面から南面にかけて
何か日射を遮るような近隣建物等はありませんでした。
なので、周辺環境による日陰の影響は考慮しませんでした。

外観
外観

窓の設計は、間取りからの要求に合わせ計画し、
内部、外部、それぞれからの見た目や、
室内からどこが見たいか(景観や借景など)で窓を配置していきます。
その過程で、前回のブログで説明した「開口部と通風の設計」の
検討をしていくわけです。

そして採光と日射遮蔽の検討も同時に行います。

自邸のLDKを例に取り上げると、
東面には中から小程度の窓が並んでいます。

LDK東面窓
LDKの東面窓

これらの窓からは朝陽がとっても良く入り、
朝から午前中にかけてはこの面からの採光だけでも充分な明るさです。
しかし、高度が低い早朝の直射日光はときに眩しすぎたり邪魔なときもあります。
ですので、あまり大きな窓にはせず、さらに差し込む光線の調整がしやすい
ウッドブラインドを付けてあります。

居間の南面には、床から天井まである大きな掃き出し窓がありますが、
ここには障子が入れてあります。

居間の掃き出し窓
居間の掃き出し窓

この障子は、両側に引き分けることで窓が全面見えるようにも出来ます。
洋間でも障子を入れる例は当社では結構ありますが、
意匠的な意味と、障子越しの柔らかな光が好まれることが主な理由でしょうか。
夏の直射日光を遮ることも出来ますし、特に西日の遮蔽にはとても有効です。

しかし、日射を遮蔽するときは同時に外への視線も遮ってしまいますので、
この点は採用時に注意が必要です。

また、自邸のLDKには4.5帖ほどの吹抜けがあり、この吹抜けを通じて
家中に光を届ける役目を果たしている窓がふたつあります。

そのひとつ目は、前回のブログでも登場した天窓(トップライト)です。

天窓
天窓

この天窓は、吹抜けの斜め上方の北面の屋根に設置してあります。
天窓は、位置や方位によっては真夏の直射日光が
室内に入ってくることもありますので注意が必要ですが、
上手く設置すると一年を通じて安定した明るさが確保できます。

そして、もうひとつが南面にある大きなFIX窓(はめ殺し窓)です。

吹抜けのFIX窓
吹抜けのFIX窓

南向きの、吹抜けの上部にある大きな開口部ですので、
一年を通じて終日とても明るいのですが、
この窓を計画するときに検討したことが、
夏の直射日光をいかに遮り、
冬の直射日光をどれだけ室内に導けるか、でした。

建物は真南に向いてはいませんので、
その方位のズレを修正しながら、
夏至の南中時の日射角度を計算し、
その前後数時間の日射の動きも想像して
窓の高さと軒の出寸法を検討します。

さらに、夏至から数ヵ月間の身夏の日射角度も考慮して、
窓の大きさや取付け高さも決定します。
その上で、逆に冬場にはどの程度光が差し込まれるか、
そしてその光が室内のどこに当り、
どのように拡散するかもイメージします。

その結果、このように深い軒先が被るような位置に窓を設置しました。

軒と窓の関係
軒と窓の関係

実際の効果としては、なかなか上手くいったようで、夏の暑さは
上手く遮りながらも充分な明るさを室内へ導いてくれています。

言葉と写真だけでは上手く伝えられないかもしれませんが、
採光と日射遮蔽という一見相反することのように思えることにも、
私共では環境配慮型設計として取り組んでいます。

今回は、採光と日射遮蔽の設計の一部ですが、
簡単にですが紹介させていただきました。

続きは、次回のブログでご紹介したいと思います。

施工監理課 大坂

posted by sekou at 09:45| Osaka

2013年10月01日

自邸のご紹介(環境配慮型設計に着目して)

朝晩は少し冷え込む陽気になりましたが、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
今週は、大好きな夏が行くのを惜しみつつ、
秋の味覚も堪能している大坂が書かせていただきます。
ちなみに、昨夜の晩御飯は「栗ごはん」でした。

今週は、木造軸組検査が2件、木工事完了検査が2件、
外装完了検査が1件、工事完了検査が1件ありました。

その他に、設計部で定期的に行っている勉強会で、
昨年末に完成した自邸を題材に「環境配慮型設計」の話をする
機会がありました。
今回はその内容をもとに、環境配慮型設計の実践例として自邸を
紹介したいと思います。

私共が実践している環境配慮型設計は、
大きく分けて自然エネルギー設計、省エネルギー設計、
省資源設計、創エネルギー設計、自然素材設計などがありますが、
今回は特に自然エネルギー設計の、
なかでも「開口部と通風の設計」についてお話したいと思います。

私の自邸は、以前のブログでも見学会関連でご紹介したことがありますが、
約40坪の木造在来工法の2階建てで、傾斜地の高台に立地しています。

外観
外観

もともと風の通りは良い立地ですが、
建物の配置と窓(総じて開口部と言います)の設計に際しては、
その敷地の卓越風を考慮して、生活のどのような場面で
どのように風を取り込みたいかを検討します。

卓越風とは、その地域に一定期間ごとに
最も頻度が多く吹く風向きのことですが、
これは同じ地域でも敷地ごとの周辺状況等で
大きく変わりますので注意が必要です。

そして、通風を考慮しての窓の計画では、どの開口部から風を入れて、
部屋の中をどのように通し、どの開口部から風を抜くかを生活の場面を
イメージしながら検討していきます。

具体的に説明しますと、自邸では、夏の朝から日中にかけての卓越風は、
立地も考慮すると南東から南南東でした。
ですので、建物の南東面には、
縦滑り出し窓が風の出入りを考慮した形(吊り元)で配置されています。

南東面外観
南東面外観

ドアのように開く縦滑り出し窓は、
風を上手に受けて室内に導く役目も果たしてくれます。
このような機能を持つ窓や壁のことを、
ウィンドウキャッチャーと呼んだりします。

この位置には、1階はLDKが、2階には主寝室があります。
もちろん南面には大きな引き違いの窓がありますので、
天気のいい休日などは朝から開け放ちますが、
日中ずっと全開にし続けているわけにもいかないので、
天気や室内での過ごし方に応じてこの面の窓を開け閉めして
風をコントロールしています。

また、風の弱い日は窓を開けてもなかなか風が入らず、
室内の空気が動かないときがあります。
こんなときに有効なのが、高さの差による風の誘導です。

換気の分野では、「温度差換気」などと言ったりしますが、要は
暖かい空気は軽く、うえに上るということを利用した通風の計画です。

自邸では、居間の一部が吹き抜けになっており、この上部の北面の
屋根には開閉できる天窓(トップライト)がついています。

吹き抜け
吹き抜け

風があまり無いときでも、1階の縦滑り出し窓を数か所開けて、
この天窓を開けると、暖まって上昇した空気が天窓から抜けるのに伴い、
1階の窓からやわらかな風が入ってくるのを感じることができます。

また、天窓以外にも、東西両面の妻壁の上端にも小さな窓があります。

ロフト小窓
ロフト小窓

これは室内側はロフトなのですが、
夏場はこの窓は24時間開けっ放しでした。
そうすることで、夏は暑くなりがちな2階の個室からも暖まった空気が
抜け、かなり快適に過ごすことが出来ました。

それ以外にも、各室ごとと家全体としてとの両方で風の流れと
生活の場面を検討して、全ての開口部を設計しています。
夜の就寝時にはこことここの窓を開けて、
このように風を入れよう、といった具合です。

今回は、開口部と通風の設計の一部ですが、
簡単にですが紹介させていただきました。

続きは、次回のブログでご紹介したいと思います。


施工監理課 大坂

posted by sekou at 13:52| Osaka

2013年08月20日

私的日常@

連日の猛暑ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
今週は、方々から頂いた干物を肴に冷えたビールで
幸福な夏休みを過ごした大坂が書かせて頂きます。

いつもなら、「この1週間では」という書き出しで、
検査等の現場状況の説明から入るのですが、
先週は私共も夏期休暇をいただいておりました。
ですので、今回のブログでは休み中の私的なことを
少し書かせていただきたいと思います。


以前のブログでもご紹介しましたが、 私は昨年末に自邸を建築したので、
新居での始めての夏休みでした。

こんな自宅です。

外観

庭木は、大部分はこの土地に元々あったものを生かして残したものです。
もともと、あまりマメな方ではないので、ガーデニングなどを熱心にする性質では
ないのですが、妻が花の栽培を始めたのでその手伝いをするようになりました。

もっぱら力仕事と虫対応が私の役割ですが、一番骨が折れるのは雑草の草むしりで、
この夏休みの大仕事のひとつでした。
植物も育て始めるととても面白く、毎日花の具合を見るのが楽しみになってきます。
まだまだ少しずつですが、その一部をご紹介します。

妻が最初に植えたのがバラで、フェンスに這うように蔓バラを1株と、
別に自立するバラを1株庭に植えました。
ばら1

ばら2

初めての経験ですので、色々調べながら手探りで育てていますが、
初めて花を咲かせたときにはとても感動したものです。

この夏休みには、立ちバラの周りに花を増し植えしてみました。

花1

花2

花に関しては、計画は全て妻に任せているのですが、
私としては建物との関係性が気になるところ。
部屋から窓越しにはこんな風に見えます。

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お昼過ぎの写真ですが、夏の日差しを遮るバルコニーの影が
ウッドデッキに懸かっている向こうに、チラッと見えています。
なかなかいい感じです。
私自身まだまだ不勉強で、建築に比べて花などに疎いところがありますので、
実践しながら勉強中といったところです。

建物の設計では、庭を含む外構の計画が不可欠です。

これまでも、アプローチの植栽や花壇の計画、
日照や通風との関連での植樹計画はたくさんしてきましたが、
これからはそこに植える花1輪にまでお客様とお話できるように
していきたいと思っています。

1歳と7ヶ月になる息子も定期的に部屋からデッキへ出て、
バラの様子を見に行きます。

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この息子が初めて発した言葉が『き〜れいッ』でした。


施工管理課 大坂

posted by sekou at 13:51| Osaka

2013年07月09日

その家がある限り

先週末には梅雨も明けて、
一気に夏真っ盛りに突入したような猛暑続きの毎日ですが、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
今週は、夏が大好き(あるいは夏に飲むキンキンに冷えたビールが大好き)な
大坂が書かせて頂きます。

この一週間では、解体完了検査が1件、基礎配筋検査が1件、
軸組み完了検査が1件、木工事完了検査が3件ありました。

これからしばらくは厳しい暑さが続きそうです。

現場で作業している協力業者の職人の皆さんには、
本当に頭が下がる思いです。

そんな外部での作業はなかなか大変な季節ではありますが、
このところ立て続けに屋根や外壁の改装工事のご依頼を頂きました。
それも、以前の工事では間取りの変更や内装の改装を中心に
施工させていただいたお客様からの、
2度目(中には3度目、4度目という方も)のご依頼でした。
そのうちの1件、秦野市のT様の工事が先日完了しましたので、
これまでの工事のことも含め、ご紹介したいと思います。

T様の最初の工事は約10年前でした。
弊社もまだ、創業から1年足らずの頃。(私もまだ若かった(笑))
中古で購入された一戸建てを、お引越し前に、
間取り変更を含む内部の全体的な改装工事でした。

玄関ホールやLDKの床には桧の無垢フロア、壁には珪藻土塗りと、
現在も私共では定番の素材が使われています。

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また、浴室を0.75坪から1坪に広げたいというご要望もありました。
洗面室の隣が階段で、どうしても浴室を広げた分、洗面室が狭くなる・・・。
この課題を解決する為に、階段下の収納とデットスペースをえぐり、
そこに洗濯機を入れるご提案をしています。

合わせて、極小スペースの洗面室を有効に、
かつ掃除等でも機能的に活用する為に、
化粧台をあえて洗濯流し用シンクにしています。

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そのほかにも、2階にも手洗いが欲しい、
それも他には無いようなかわいらしいデザインのが良い、
腰窓だった和室を掃き出しに変更し、
その外側にバルコニーを新設したりと・・・。

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かなり多岐にわたる工事をさせて頂きました。
〜 いろいろ悩みながらも、一生懸命提案してるなぁ・・・〜
書きながら、その頃の懐かしい状況が蘇ってきます。

その後も時々メンテナンスや追加工事のご依頼を頂いたり、
お嬢さん宅の新築工事もご依頼頂いたり、
ずっとお付き合いが続いておりました。
今年の2月には、私の自宅の見学会にも脚をお運びいただき、
その流れで今回の外装改装工事のご依頼を頂いたという次第です。

10年前の工事ではほとんど手付かずであった外装を
全体的に改装いたしました。
屋根はガルバリウム鋼板葺き、破風にもガルバリウム鋼板を巻き、
全ての庇もガルバリウム鋼板で葺き直しています。
雨樋も交換、外壁と軒天井はウレタン塗料で塗り替えを行いました。
外装改装工事のフルバージョンです。
外観についても、懐かしい写真が出てきました。

10年前の外観写真です。
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今回の改装後はこんな感じ。
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外壁の色を見てください。
お客様の要望は、「愛車のプリウスの色がイイ」でした。
そんなちょっとした難しい注文を頂けるのも嬉しかったりします。
似た色を作るのは、なかなか大変だったのですが、いかがですか?

T様この度はありがとうございました。
私共では、工事をさせて頂いた全てのお客様に、その家がある限り、
そしてそこにお客様が住んでいらっしゃる限り、
お付き合いは続いていくものと考えております。

今後とも、宜しくお願いいたします。


施工管理課 大坂

posted by sekou at 11:34| Osaka

2013年05月21日

地産地消への取組み

5月も終盤に差し掛かり、
時には夏の盛りを思わせるような日もある近頃ですが、
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
今週は、大好きな夏が待ち遠しくも、
その前の梅雨がどれ程の雨になるのか気に病んでいる
大坂が書かせていただきます。


この1週間では、解体完了検査が1件、増築基礎の配筋検査が1件、
木工事完了検査が1件ありました。

また、5月20日には私共が加盟するSAREX(住環境価値向上事業協同組合)の
年次総会が東京で開催され、参加して参りました。

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前期1年の活動報告と今期の活動予定の発表等のほかに、
理事の方々からの自社の取り組みの発表があり、とても刺激を受けました。

SAREXの会員の皆さんは、それぞれの地域での家造りを
リードしているような工務店ばかりです。
そして、ただ家を建築するだけでなく、
地域のコミュニティ活動を積極的に行っていたり、
大工技能士の育成に行政も巻き込みながら取り組んでいたり・・・。
各地域の特性や、自社の特徴を生かした社会的な取り組みをしています。

私共も、日ごろから地域や環境に貢献できる業務構築をしようと
心がけて来ましたが、これからひとつの新しい取り組みを始めようとしています。

それは、神奈川県産材の利用です。

ご存知の通り、神奈川県は丹沢山系をはじめ、
とても木にも山にも恵まれた地域です。

そのため神奈川県産材は、これまでも様々な形で活用されていましたが、
私共ではコストや流通などの問題であまり利用してきませんでした。

協力業者の方々とも度々情報交換を続けてきましたが、
その中の1社の材木店が神奈川県産材に非常に積極的に取り組み、
製材工場まで造りました。

工場は約900坪もある広さです。
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その工場を視察して打合せを重ね、これからは神奈川県産材の
品質や流通量がしっかりと確保できる確信を得ました。

建屋内には丸太から製材を加工する大きな機械が多数設置されています。
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こちらは、木材を製材にする過程で乾燥させるための巨大な乾燥機です。
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製材したものは、さらに天日で乾燥が進み、
建物に使用される日を待っているようです。

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まだクリアすべき課題はありますが、近々活用を開始する目論見です。

これも私共が進めている「環境配慮型設計」の一環の取り組みで、
まだまだ始まったばかりですが、いつか私共が使う木材のほとんどが
神奈川県産になるかも知れない?と考えると、とてもワクワクしてしまいます。


最後の写真は、中でも巨大な丸太を製材し始めるところです。

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お寺のお堂の床板にと、特別に注文されたものだそうです。
4m×45cm×10cmの桧の一枚板を8枚!だそうです。

す、すごい。


施工管理課 大坂

posted by sekou at 11:15| Osaka