2011年02月08日

少しずつ、でも、確実に

冬本番!
と言っても、日中は日差しがあると暖かい日もチラチラとあって、
今年の冬は穏やかに過ぎるのかなぁ、と思っていたら・・・・、
驚きました。

九州の霧島山・新燃岳の大噴火!!!

近年では、1991年の長崎の雲仙・普賢岳の噴火や土石流が
記憶に新しいですが、改めて私達の地球は生きているんだ!
ということを実感した大坂が書かせていただきます。


この1週間では、工事完成検査が2件、
木工事完成検査が1件、解体完了検査が1件の各現場検査と、
新築工事の地鎮祭が1件ありました。

その2週間ほど前には、先週の関嵜チーフのブログでも
触れていた『優建築工房協力会 総会』と新年会が行われました。
協力会総会

優建築工房協力会では、
全業者参加で年3回の会合を持ち、
会社からの様々な報告・依頼事項や
お客様の声を協力業者へ伝えたり、
逆に現場の職方の意見を挙げてもらい
ディスカッションをして新しい取組みを決めたり・・・
ということを続けております。

また、毎年1月の総会では、
その中でも特に積極的に取り組んでいただいた
業者・職方の表彰をしています。

協力会表彰

協力会表彰者

今回は、その協力会での新しい取組みのひとつをご紹介します。

「優建築工房協力業者証(IDカード)」です。
IDカード

私たちは、お客様がお住まいのままの家を工事するということが、
たくさんあります。

そんな時、お客様は実は、家が生まれ変わる嬉しさと、
どんな風になるんだろうという不安が半分半分。
そして、どんな職人さんが来るんだろう・・・
と、内心はとても心配していらっしゃることも。

今までも、優建築工房 現場規則では
「お客様へ、ご近隣へ、そして協力業者間での挨拶の励行と徹底」
を実施してきましたが、
お客様によりご安心していただけるように、
全協力業者・職方の写真入りIDカードを作り、
現場入場時にはそれをご提示の上、
ご挨拶と自己紹介をすることを始めました。

これは私達の取組みのほんの1例で、
ほんの少しの改善かもしれません。

しかし、このような活動を通じて、
毎年少しずつでも会社も社員も協力業者・職方も成長し、
質実ともにレベルアップして、
よりお客様に喜んでいただける住まい造りが出来るよう、
取り組んで行きたいと思っています。

そして、先の新燃岳の噴火しかり、
地球環境の問題が叫ばれて久しいです。
私たち優建築工房としても、微力ながら、
でも本当の意味で「環境に優しく」ということに
改めて取り組み始めています。

また、この場でご報告できると思いますので、
宜しくお願いいたします。


施工管理課 大坂

posted by sekou at 13:50| Osaka

2010年12月21日

HOUSE? or HOME?

朝晩はめっきり寒くなり、早朝の現場は打ち合わせ中の息が白くなる季節になりました。
気が付けばカレンダーも残り1枚になり、いつも以上に慌しい時節ですが、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか

今週は、業務で専用に使用している社有車のメーターが15万kmを超え、
日本車の性能の良さを実感している大坂が書かせていただきます。


この1週間では、工事完成検査が3件、木工事完成検査が3件、
外装工事完成検査が1件、外構完成検査が1件と、年末にしては
たくさんの現場検査がありました。

それとは別に、この年末の時期は、今年も1年お世話になったお客様に、
ご挨拶に訪問させていただく季節でもあります。

工事中のお客様には度々お会いできるのですが、お引渡ししたお客様の中には、
恥ずかしながら昨年の年末のご挨拶以来の方もいらっしゃいます。
それでも皆様に歓迎いただき、ご無沙汰をしていることをお詫びしつつも、
大変ありがたく、うれしい気持ちになります。

玄関先でお話しを聞くこともあれば、時には家内に上げていただき、
お茶などをご馳走になってしまうことも。

「○○さんは元気?」、「お仕事は順調なの?」
「今度はここも直して欲しいのよ」・・・

などなど、様々なお話しをしながら、この仕事をしていることに
心から感謝と喜びを感じる瞬間でもあります。

また、私の周りではしゃいでいるお子さんを目にすると、
無垢材の床の色が変化していくのと同じくらい、時間の経過を感じることもしばしば。

「工事中にはお腹にいた子が、もう3歳ですか!」
お子さんの成長の速さと、時の流れの速さに本当にびっくりします。

そんなお子さんの成長や、お客様の暮らしぶりを目の当たりにすると、
私ともが携わらせていただいた『家』とは、

単なる生活の場所としての『家 〜HOUSE〜』だけではなく、
生活の基盤そのものであり、いつでもそこにある本拠地である
『家 〜HOME〜』なんだなぁと強く感じます。

これからも、お客様の『HOME』である家、
そしてそこで営まれる生活そのものをつくるお手伝いを
していきたいと思っています。


最後に、年末のご挨拶でお会い出来なかったお客様に、
この場をかりてお礼をさせてください。

本年も誠にありがとうございました。
これからも宜しくお願いいたします。


施工管理課 大坂

posted by sekou at 11:43| Osaka

2010年11月09日

チームプレイと職人技

気が付くと、秋を通り越して、
一気に冬に突入したかのような陽気になり、
朝晩はとても肌寒い日々が続いていますが、
皆さんは風邪などひいていませんか?

今週は、昨日3ヶ月ぶりに散髪して、
秋風を頭皮でも感じている大坂が書かせていただきます。


この1週間では、工事完成検査が4件、木工事完成検査が3件、
外装工事完成検査が2件、木軸検査が1件、基礎配筋検査が1件と、
たくさんの現場検査がありました。

と、今までも何度か検査件数などを書いていますが、
今回はその中のひとつをご紹介したいと思います。


私は優建築工房の『技術責任者』であり、
各物件の基本計画段階から実際の施工に至る様々なタイミングで
技術的な方針を決定する立場にあります。

設計担当者やコーディネーター、現場監督に、
必要に応じて職方まで交えて打合せをして、
具体的な計画と施工方法を決め、
その施工の状況のチェックも行います。

時には技術的にとても難しい施工方法を
職方に指示することもありますが、
それに期待以上の職人技で応えてくれる
協力業者の職方たちにはいつも感謝していますし、
誇りにも思っています。

今回ご紹介するこの現場は、
設計の友坂や監督の関崎チーフのブログでも
何度か登場しています、大規模改装中のS様邸です。

昨日、木軸検査を行い、構造の補強状況等の検査を行いました。

計画段階から既存建物の腐食や劣化が散見され、
慎重な補強計画を立てて着工したのですが、
解体完了検査ではさらに様々な補強が必要な箇所が
発見されました。

お客様への詳細な報告を行い、補強計画を再度しっかりと立て、
補強が完成した状況が以下の写真です。
ほんの一部ではありますが、ご紹介したいと思います。
交換した通し柱その1交換した通し柱その2
ちょっと解りづらいのですが、この写真は建物の角の、
「通し柱」と言われる、1階から2階までを貫いている柱です。
よく建物の4隅などにあり、構造的にも耐震的にもとても重要な柱です。

新しい柱になっているのがわかりますか?

この通し柱を交換することは、技術的にはとても難しいことなのですが、
構造的にとても重要なこの柱が根元で腐食してしまっていて、
その下の土台も含めて交換いたしました。

周りの構造躯体を仮に支えながら一旦通し柱を外し、
新しい柱を入れ直してから金物で補強する。。。

文字で書くと簡単なようですが、
とても難しいことをすばらしい精度で実現してくれる大工さんに感謝をし、
また感心もしてしまいました。


また、他の部位でも土台や柱の腐食が見られるところは交換を行いました。
交換した土台や柱と下


この写真の柱の横にあるものは「下げ振り」と言う道具で、
入れ替えた柱の垂直を1本ずつチェックしています。
下げ振りアップ


土台を入れ替えるだけではなく、基礎と土台を緊結する
アンカーボルトも要所に追加設置しています。
新規アンカーボルトと補強金


2階を支える梁も、プランに合わせ補強を行い、
しっかりと金物で繋ぎとめています。
これで初めて大きな開口をもつ、広々とした空間が実現できます。
補強梁

梁には、「根太掛け」とい板を水平に打ち付け、
その上に床を構成する根太が載せられています。
年数が経った梁材は、反ったりねじれたりしていて、
そのままでは水平を出すのがとても難しい場合がありますが、
この施工で2階の床は水平に造ることが出来るのです。
根太掛け


1階の中央付近には、階段周りの吹き抜けに
面した化粧筋違いが設置されています。
傷が付かないように養生が巻かれていますね。
化粧違い


この写真は、2階の北側壁面を内側から見たところです。
壁?屋根?その1
壁?屋根?その2
この家の元々のデザインで、壁といっても2階のこの面は
斜めになっていて、屋根葺き材で仕上げられていました。

この個性的なデザインはお客様も気に入っていて、
屋根材は葺き替えるのですが、
形は既存をそのまま生かすことになっています。

しかし、既存状態は屋根の下地組みと
同様の造り方で構成していたため、
強風を受けたり地震で揺れたりした場合に
壁とみなすと、とても弱い構造でした。
そのため、内側に頑丈なフレームを組み、
強度を上げる補強を行っています。
補強フレームのアップ


どれも皆、完成すると気が付きにくい工事内容かもしれません。

しかし、お客様が安心して永く住んでいただけるための
改装工事としては、とても大切で、適切な計画と確実な施工が
求められるところだと思っています。

リフォーム、増改築工事は、設備品が新しくなったり、
素敵なデザインを実現することも大切ですが、
それを裏から支える構造的な検証と
それを施工する適確な技術との
チームワークの上に成り立っていると、
私共はいつも考えています。

施工管理課 大坂

posted by sekou at 10:00| Osaka

2010年09月28日

百聞は一見にしかず。。。

猛暑から秋を通り越して、ここ数日で一気に冬に突入したかのような気候の変動。
皆さんは夏バテや風邪などひいてませんか?
今週は、つい昨日に大腸の内視鏡検査を受けた大坂が書かせていただきます。

10数年ぶりの検査でしたが、技術の進歩か、ほとんど痛みを感じずに検査を
することが出来ました。

自分の体内をマジマジと見ながら、先生の説明に耳を傾けるという行為は、
何か不思議な感じがして、目の前の映像はどこか全く別のもののような錯覚に
陥ります。

しかし、『実際に自分の目で見る』という体験は、絵や写真を見たり、
話しで聞くだけとはとても大きな違いがあるなぁ、と改めて実感しました。


私共の携わる『建築』という分野も同じで、写真や図面で見るのと、
実際に見て、その空間を体感するのとでは、大きく印象が違うことがあります。

ですから、お客様にはなるべく私共の実例にご案内して実際に体感していただき、
お打合せをさせていただいています。

そして、お客様に体感していただくだけでなく、私共も様々な展覧会や美術展、
見学会などに出向き、様々な勉強をするだけでなく、新しい刺激に触れて、
少しでも感性を磨きたいと思っています。


先日は、SAREXでもお世話になっている、 建築家の難波和彦さんの作品を
2棟同時に見られる見学会があり、私も半休を取って見に行ってきました。
@箱の家 全景
「箱の家・全景」

AA棟南西面
「A棟南西面」

BA棟南面
「A棟南面」


DB棟南面
「B棟南面」

一連の「箱の家シリーズ」の流れをくむ作品で、とてもシンプルな矩形の外観に、
まるでワンルームのような内部空間を展開した住宅です。

E内観1
「内覧」

当日は、夕方にもかかわらずたくさんの見学者がいらしていました。
FA棟玄関 

私も、負けじと内部に入り、一通りの空間を体感してから、
写真を撮ったり実測をしたり。。。
G実測1H実測2
「実測」

私共でも得意としている、造り付けの家具も多数ありました。
Iローボード
J間仕切り家具
箱、天板、扉まで全てシナ合板で作られていて、私共の事例よりとても
シンプルな印象です。

この作品では、なるべく現場での作業は減らして、規格化した部材を
上手く活用して、なおこの家だけの豊かな空間を創り出すことに
取り組まれていることが、体感してとてもよく解りました。

2階ホールの手摺りは工場で作った鉄骨製のものを取り付けています。
K2階ホール手摺り
「手摺」

一見土間のように見える床下の収納スペースも、実はフレキシブルボード
という工業製品の板が貼ってありました。
L内観3
「内覧」

う〜ん、なるほど。。。
参考になるところ、私共ではこうはしていないなぁと考えさせられるところ
等々、とても勉強になりました。


個別の感想や意見はここでは控えさせていただきますが、
『とにかくコンセプトが一貫しているなぁ!!』ということに、とても強い感銘を受けました。

このような経験を少しでも社員皆で共有し、日々の業務、
そしてこれからのご提案に生かしていかなければと、改めて痛感したひと時でした。


施工管理課 大坂

posted by sekou at 15:33| Osaka

2010年08月10日

今日のおすすめは。。。

前回のブログでは「梅雨真っ盛りで」などと書いていたのですが、
最近は猛暑続きの毎日ですね。
皆様は熱中症になどなっていませんか?
今週は、恥ずかしながら1週間ほど前に
夏風邪をひいていた大坂が書かせて頂きます。

そんな中、私共の会社も8月11日(水)から18日(水)まで夏季休業と
させていただくということもあり、
先週から今週にかけては各工程内検査がとてもたくさんありました。

完工検査が7件、外装完了検査が2件、基礎配筋検査が2件、
木軸検査が3件、木工事完了検査が1件、解体完了検査が3件と、
ここ10日程の間に検査が18件。

お盆休みにお引越しをとご希望のお客様が多く、
完成時期が重なっていましたが、
各担当者や協力業者の努力とお客様方のご協力もあり、
皆とても良い仕上がりだったと思います。

それらはまた別の機会に、
担当者がブログでご紹介するかもしれませんのでお楽しみに。
今回、私からは、コンクリートについてお話したいと思います。

写真は、海老名のO様邸の解体検査での様子です。
壁躯体状況「壁躯体状況」
解体検査状況「解体検査状況」
壁断熱材撤去状況「壁断熱材撤去状況」

鉄筋コンクリート造のマンションの全面改装工事で、
一部は躯体をむき出し(スケルトンと言います)にしています。

さて、皆さんは「コンクリート」というとどのようなイメージをお持ちですか?

・ 硬い
・ 頑丈
・ 重い
etc。。。

どれも正しいイメージですね。

しかし、建物を設計し、構造を検討したり、施工管理をする私たちは、
実は別な印象も持っているのです。

それは。。。
・ 水平・垂直の精度が出し辛く、表面も真っ直ぐではない
・ つめたい(比熱が小さく、熱伝導率も木の約10倍)
・ 調合や施工精度で強さや耐久性に差が出やすい
etc。。。

などです。

鉄筋コンクリート造のマンションでは、このような観点でも
建物の状態をチェックして、施工内容に反映させています。

下の写真は、1枚目の写真の手元のアップですが、
手元より手前に見えるグレーの部分が躯体のコンクリートで、
薄茶色に見える奥側は元々の仕上げのクロスです。
壁躯体詳細
段差があるのがわかりますか?

この壁面は、躯体のコンクリートに左官屋さんがモルタルを塗り、
垂直を直すとともに表面を平滑にして、その上に直接クロスを
貼った仕上げになっています。

クロスが貼ってない、躯体がむき出しの手前部分は、実は元は押入れでした。
段差はベニヤで隠れていたんですね。

O様邸の工事では、部屋の間仕切り壁が全体的に変更され、
新たに間取りを構成し直す計画です。

図面や解体前では真っ直ぐに見える壁も、
実は場所ごとに段差が付いていたり、
精度を補正するために下地に細工がされていたりするので、
それをどう処理するかで、仕上がりに大きく差が出てしまいます。

この現場では、このような箇所は左官工事にてモルタルを塗り、
段差を無くすよう打合せを行いました。

また、こちらは別の部屋の解体途中の写真ですが、
黄色っぽく見えるものがなんだか解りますか?
これはコンクリートの壁に吹き付けられた発泡性のウレタンで、
断熱材として施工されていたものです。
既存壁断熱材状況
実は、この部屋の断熱材を剥した状態が、3枚目の写真なんです。

先ほど、コンクリートは「比熱が小さく、熱伝導率は木よりもかなり高く、
つめたい印象」と書きましたが、この特性の改善のために、
北側のこの部屋では断熱材を一度剥しているのです。

計画段階から、お客様より『北側のこの部屋は寒くて冬場の結露も気になる』
とのお話があったようです。

設計担当が詳しく調べてみると、コンクリートに断熱材の施工は
されているものの、10o程度の厚さしかありませんでした。

冬場、外気の冷たさがコンクリートを貫流して部屋内に伝わり、
さらに一度冷えたコンクリートはなかなか温まらないため、
お客様のお悩みの状態が長く続いてしまっていると考えられました。

改装前のこのような仕様は、マンションでは良く見られる施工内容ですが、
今回は問題点を改善するために、既存の断熱材を撤去した上、
厚さ30oで発砲ウレタンを充填しなおし、窓には内窓を取り付け
2重窓とする計画となりました。

幸いコンクリートにひび割れなどは無く、
躯体の施工品質や耐久性には問題なさそうです。


このように、コンクリートだけでもまだまだたくさんの特徴があり、
他にも木や土や紙や鉄など、様々な素材を私たちは扱っています。

その特徴と建物の状態、さらにはお客様の生活スタイルや嗜好など
に合わせて、リフォームの計画は立てられなければなりません。

そして現場では、常にその計画が実情に適したものであるか、
さらに良い提案は無いか、を意識して、
施工管理と工程内検査が日々行われています。

ちょうど、その日に仕入れた食材の魅力を最大限引き出して料理を作る、
シェフのような感覚、と言ったら大げさでしょうか(笑)

どうりで、私は建築も好きですが、
料理を作ることも同じくらい好きなんですよね。。。

施工管理課 大坂

posted by sekou at 11:36| Comment(0) | Osaka

2010年06月29日

チームプレー

梅雨真っ盛りで、とにかく蒸し暑い毎日が続いていますが、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

天気が定まらず、なかなか思うように工事が進めづらい時期ですが、
この1週間では、改装工事の解体検査が3件、
同じく木工事完了検査が1件と工事完了検査が2件ありました。
それと、戸建住宅新築工事の完了検査が1件ありました。

今週は、実は昔は痩せていて、根っからのサッカー少年だった
大坂が書かせていただきます。


現在は冬の南半球、南アフリカではワールドカップサッカーが
行われていますね。

日本代表は前評判を覆す躍進で、グループリーグを2位で突破。
決勝トーナメントへと進出しています。

頑張れニッポン!!

私もテレビの前で一喜一憂しながら、暑い夜を過ごしています。

その代表監督の岡田さんが、ことあるごとに言っているのが、
『日本は、サッカーがチームプレーのスポーツであることを証明したい』
という言葉です。

その言葉通り、サッカーではカリスマ的なスタープレーヤーがいるチームに、
無名な選手だけのチームが総合力で勝利するということが度々起こります。

決して一人ではサッカーは出来ないのですから・・・


私たちの「家作り」という仕事も、決して一人では出来ません。
そこには、様々なチームプレーが存在しています。

私共では、ひとつの物件に
設計担当とコーディネーターと現場監督の3人が
携わることが標準的で、これが最小のチームでしょうか。

このチームプレーがうまく噛み合わなければ、決して良いものは出来ません。

そして、図面をチェックする設計部長や現場検査を行う技術責任者なども、
少し大きく見れば同じチームです。

また、直接の担当ではなくても、様々な場面で議論に加わったり、
現場を手伝ったりと、実は全社員が何かしらどの現場にも関わっていたりします。
つまり、優建築工房全体がひとつのチームなんです。

さらに、現場では数多くの職人さんが知恵と汗を絞って、
互いに連携しながら日々施工をしてくれています。
まさに、現場はチームプレーそのものです。

そんなチームプレーがより円滑に、より高いレベルで行われるようにと、
優建築工房では全協力業者が集まる会合を年4回開催しています。
協力会の様子
毎回、現場をより良くするための活発な議論が飛び交っています。

逆に、最小のチームである各担当の3人は、定例打合せを
毎週1回以上しています。
現場の進行状況の確認や納まりの検討などもする、
非常に大事な打合せです。

そして今日は、数ヶ月に1度の全体会議の日。

これは、設計・コーディネーター・現場監督という仕事の枠を超えて、
業務全体について検討・議論する場で、
自分たちの現在とこれからを見つめ直す場でもあり、
会社全体のチームプレーをさらにレベルアップするための
大事な時間でもあるのです。

さて、今日はどんな意見が出て来るだろう・・・。

奇しくも今日は日本代表の決勝トーナメント初戦の日。

果たして、どんなチームプレーを見せてくれるだろうか・・・。


施工管理課 大坂

posted by sekou at 13:17| Comment(0) | Osaka

2010年05月18日

主治医

5月に入ってからは、春らしい暖かな日が続いていますね。
私共の現場でも、雨でなかなか思うように進まなかった外部の
工事がとても順調に進んでいます。
今週は、それとは逆にあまりダイエットが進展しない(汗)、
大坂が書かせていただきます。

私共の会社でも、全社員が年に1度の健康診断を受けておりまして、
今年の診断結果が今日手元に届きました。

結果があまりにも悪くて急にダイエットを始めたわけではないのですが、
私事ですがそろそろ40歳に手がかかりそうな歳になり、
さすがに気を遣わねばと反省して始めた次第です。

そこで今回の健康診断では、
 通常のメニューではなく『人間ドック』を初めて受診いたしました。
人間ドック報告書
「人間ドック報告書」

通常の検診以外に胃カメラやPET−CTなどの精密検査をいくつも
受けて隅々までチェックされ、気分はまな板の上の鯉といった感じ。
おかげで普段は見られない自分の内部!を目の当たりにして、
訳も無く感動したりもしました。
改めて、自分の内部はこんな風になっているのか、
そしてこれら様々なものが寄り集まって自分は生きているんだなぁ!!と。

この人間ドックと同じように、私共の仕事では
お客様の家を隅から隅まで調査して、顕在している問題だけではなく
潜在的な問題やご要望を把握することが第一歩となります。

また、家も人間と同じで、状態が悪化してから処置を施すのではなく、
定期的にしっかりとチェックを行い、適切に良い状態を維持していく
ことがとても大切です。

先日は、8年前に増築工事を行ってからのお付き合いになるK様から、
外壁の板が傷んでいるから見て欲しいとの依頼を受け、
状況の確認と補修を行いました。

こちらのお宅はもう築50年になる旧家部分です。
一部剥して確認すると、外壁の杉板は傷んでいましたが
幸い内部の柱は健全でした。
板壁1板壁2
「板壁の状況」

悪い部分だけ取り除き、ガルバリウム鋼板という板金でカバーしました。

このお客様だけでなく、私共が扱う家というものは、
工事が完成してお引渡しが済むと関わりが無くなるものではなく、
むしろそこから永いお付き合いをさせていただいております。

ちょうど掛かりつけの主治医のように、
お客様以上にその家のことが解っている存在でありたい、
といつも思っています。

K様、また何か気になることがありましたらいつでもご連絡下さい。

施工管理課 大坂

posted by sekou at 15:32| Comment(0) | Osaka

2010年03月30日

眠れぬ夜

いよいよ3月も残り数日。
そろそろ桜が咲く時期なのに、とても寒い日が続いていますね。
皆様、風邪などひいていませんか?
今週は、風邪より花粉症に悩む大坂が書かせていただきます。

天気については、以前にもこのブログで書きましたが、
私共の仕事とは切っても切れないものです。
晴、雨、風、雪、霧、雷・・・
と様々ありますが、建築(特に現場管理)に携わる人間が
一番嫌いなのはどれだと思いますか?
正解は、『風』です。
少なくとも、私は風が一番嫌いです。
現場管理に携わって16年以上になりますが、
これまでこの風に幾度となく悩まされました。

仮設足場が傾かないか、
現場の資材が飛んでないか、
逆に何かが飛来して建物が壊れやしないか、
近隣の方にご迷惑をかけるようなことは無いか・・・
それはもう気が気ではありません。

強風の代表格といえば台風ですが、
台風は事前にわかりますのでまだ対策が打てるのです。

最も嫌なのは、突然吹く強風なんです。

1週間ほど前の週末に、まさにそんな天気がありました。
午後から予想外に風が強くなり出し、まるで嵐の様相。
夜になると雨も伴ない、その勢いは増すばかりでした。

お昼の時点で、各監督へ全現場の強風対策を指示し、
私自身も可能な限りチェックに廻りました。

仮設足場の安全点検を行い、養生ネットをたたむ。
仮設トイレの固定状況を確認。
仮設電気柱はぐらつかないか。
外部の資材のシートを固定。
飛散しそうなものは撤去。
近隣状況に危険は無いか。
などを、全現場一斉にチェックしていきます。

万全を尽くして帰宅しましたが、
それでも何かあって連絡が来たときのためにと、
その夜はお酒を飲まずに、
携帯電話を枕元に置いてベッドに入りました。

翌日は日曜日で、台風一過のような良い天気。
幸い携帯には何も連絡は入りませんでしたが、
念のため足場のある現場を全て確認に廻りました。

仮囲い全景
そのうちの1件がこちら。
戸建住宅の新築現場で、基礎工事中です。
仮囲いがしっかり設置されゲートも風で道路にはみ出ないように
ロープで固定されています。
飛散しそうな資材は撤去され、配管用のパイプが整然と置かれていました。

基礎内部状況ゲートの固定状況 
実は、強風には基礎工事中も油断できません。
何せ遮るものが何もないので、外した型枠やシートなどの資材が
飛んでしまう事故が時々起こるようです。

そこで、私共では工事着工の段階でしっかりと仮設計画を立て、
必要な養生、仮囲いやゲート等を現場に設置しています。

建物を作るための環境を整えることから現場では工事が始まるのです。

そして、予測できない事態が発生したときにも、
連携をとって適確に対処できる体制を作っておくことが
現場管理には不可欠なんだと改めて思いました。

今回の強風では全現場とも何の被害も無く、
無事にやり過ごすことが出来ました。

各監督とも迅速な強風対策ごくろうさまでした。

施工管理課 大坂

posted by sekou at 13:15| Comment(0) | Osaka

2010年02月16日

小さなことの積み重ね

バンクーバー冬季五輪が始まりましたね。

先日には県央地区でも雪が降り、冬本番の寒い日が続きますが、
皆さんは風邪などひいてませんでしょうか?

今週は、見た目のわりに寒さが大の苦手な大坂が書かせていただきます。

この1週間では、
改装工事現場の完工検査が2件。
外装完了検査と木工事完了検査が、各1件ありました。

また、工事期間が約5ヶ月の住宅改装工事のお引渡しがありました。

私共では、工事期間が2〜3ヶ月の改装工事を多く手がけていますが、
その中でもとても大規模なものでした。

M様、とてもやりがいのある工事をさせていただき、ありがとうございました。


それとは逆に、住宅の一部分だけを短期集中で工事を行うこともありまして、
長期間の工事とは、事前の段取りから工程の組み方、職人さんとの打合せ
や指示の仕方までかなり変わってきます。

日々、工事が次工程に移っていきますので、ほんの少しの打合せの不備や
出戻りが後工事に大きな影響を与え、お客様にも迷惑をかけることになるかも
しれません。

昨年末の事例ですが、足の不自由なお母様のために廊下の段差を解消する
という工事を行いました。

3年ほど前にLDKと洗面・浴室等を全面的に改装させていただいたお客様から
ご相談を受け、その時は既存維持だった廊下を改修することになりました。

寝室からトイレ、洗面・浴室、居間へ行くのに必ず通る廊下だけが3pほど
下がっていて、杖や車輪付歩行器を使うようになったお母様にとってはこの
段差がとても大きな問題になっていました。
改装前の廊下1

改装前の廊下2
そこで、廊下を各室の敷居に合わせて上げて、玄関へつながる廊下部分へは
緩やかなスロープを設置しました。
合わせて各所に手摺りも取り付けています。
ブログ写真3
改装後の廊下2
とてもシンプルな解決ですが、こういう計画にも手抜かりがあってはいけません。

お客様としっかりと打合せをして、適した素材を選び、手摺りの位置と高さを決め、
お住まいながらの工事に配慮した工程を組み・・・
と、考慮しなければいけないことはたくさんあるのです。

ちなみに、この時には床には店舗用のクッションフロアを採用しました。

クッションフロアとは住宅ではよく洗面室やトイレの床に貼られているシート状の
仕上げ材ですが、住宅用のそれとは違い店舗用のものは土足でも歩けるほど
耐久性があり、また滑りづらく加工されています。

車輪付歩行器での摩擦やお手入れのし易さへの配慮と、既存廊下部分との
違和感を少しでも減らす色柄があることで決定しました。

それともうひとつ、写真では解りづらいかもしれませんが、スロープの終わり、
既存廊下との取合い部分には特別に加工した金物が付いています。

クッションフロアの端部には通常でも金物を使うことがありますが、
既製品では厚さが2〜3oほどあり、杖や歩行器では引っ掛かったり、
段差を感じることになりそうでした。

そこで、アルミの平板を加工して厚さ2.5oから0.5oへのクサビ形の断面を
もつ金物を作りました。

結果は大成功で、車輪付歩行器でもとてもスムーズに通れました。

これらはほんの小さな知恵と工夫の事例ですが、
実は大規模な改装の計画でもこのようなことの積み重ねが
快適で居心地の良い空間を創るのだと、私たちは考えています。

これからも、『家のことなら何でもまず優建築工房に相談してみよう』
と思っていただけるよう、努めていきたいと思います。


施工管理課 大坂

posted by sekou at 10:41| Comment(0) | Osaka

2009年12月22日

重ねた年月の証

あっという間に今年も10日足らずとなりました。

寒さもいよいよ本格的になってきましたが、今年の仕事納めに向けて
各現場ともラストスパート中です。

このブログも今年は今回が最後になりそうです。
ありがとうございました。

トリは大坂が務めさせていただきます。


この1週間では、改装工事現場の完工検査が3件。
構造検査と外装完了検査と木工事完了検査が、各1件ありました。

また12月に入り、今年もお世話になったお客様へ年末のご挨拶に
お伺いさせていただきました。

全てのお客様にお伺いは出来ませんでしたし、
突然の訪問で残念ながらお会い出来なかったお客様もおりまして、
この場をかり、お礼を申し上げたいと思います。

本年も皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。
来年も宜しくお願いいたします。


ところで、年末のご挨拶とは別に、私共では毎月お客様に
はがきを送らせて頂いております。
毎月お送りしてますハガキ
今までのはがきの例です

裏には、私共の施工実例写真とその月のカレンダーが印刷してあります。

「どこか目に付くところに貼っていただいたりしてカレンダーとして使ってください」
という意味と、
「月に一度は私共のことを思い出して、なにかお家の気になるところがあれば
是非ご連絡下さい」
という想いを込めてお送りしているものです。

おかげさまで、完成・お引渡し後もお客様とは様々な接点がありますが、
久しぶりにお伺いすると、ご家族が増えていたり、赤ちゃんだったお子さんが
すっかりおねえちゃんになっていたり・・・
と、驚くことも多々ありまして、
お客様とついつい話し込んでしまったりしています。

先日は、約5年半ほど前にお引渡ししたH様のお宅に、
アフターサービスのメンテナンスでお伺いいたしました。

その中で、5年半の時間の経過をはっきりと感じさせるものを見つけました。

キッチンパントリーの引き戸1
これはキッチンとパントリーをつなぐところにある引き戸で、
写真のように普段はほとんど開けっ放しだそうです。

この引き戸を閉めると・・・
キッチンパントリーの引き戸2
見事な日焼け跡でしょ。

このお宅では、建具を全て米松で作っています。

米松は、時間経過と共に色味が美しい赤色に変化する木材で、
他の建具は経年変化を経て今とても良い風合いです。

しかし、この引き戸の半分だけが、日焼けをせずに新築当初の面影を
残していました。
これを見たとき、私は施工当時のことを思い出して、
ちょっと感動してしまいました。
あれからもうすぐ6年かぁ・・・

うれしいことに、お客様はこの年月の証をとても楽しんでおられました。

『さらに4年たって、新築から10年後にはどんな風になっているのかしら・・・』
奥様の言葉です。

H様、その時は是非またお伺いいたしますね。

施工管理課 大坂

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2009年11月05日

ヘチマ

近頃は、朝晩にはかなり寒くなり、秋も深まってきましたね。

皆さんは秋の味覚を堪能していらっしゃいますか?

今週は、今シーズン3回目の秋刀魚を昨日食べた大坂が書かせていただきます。


この1週間では、
改装工事現場の完工検査が2件と木工事完了検査が1件
新築工事現場の完工検査が1件
ありました。

またそれ以外にも、
改装工事中の建物の瓦屋根の状態の調査にも行って参りました。
瓦屋根調査中1瓦屋根調査中2
こちらの現場は、着工時点の計画では屋根は既存維持の予定です。

しかし私共ではお客様に、普段は容易には確認できない屋根などの状態も、
足場を架けた後にしっかりとチェックしましょう、といつもご提案しております。

この現場でも、設計担当と施工担当、屋根工事の協力業者さんと私で、
詳細にチェックいたしました。

内装が綺麗になることや、キッチンやお風呂が新しくなることも嬉しいことですが、
それを支える構造体がしっかりしていることや屋根・外壁などが風雨から家を守れる
状態にあることは、とても大切なことです。

どんな工事内容の現場でも、その家に携わらせていただく限りは、
プロの目でなるべく隅々までチェックし、お客様に様々なご提案やアドバイスが
出来るように、私共では常に心掛けております。


ところで、その現場で調査をしているときに、フッと目に入るものが。。。
へちま
お隣のお宅の庭に生えているヘチマが、私共の現場の足場をつたって伸びて、
大きな実を付けていました。

監督に聞いたところ、最近になってグングン大きくなったようで、
お隣の方から『大丈夫ですか』と声を掛けていただき、
『工事には影響ないですから大丈夫ですよ。
足場を払す前には収穫しましょうね』などとお話しをしたそうです。

どの現場でも、ご近隣の方々にはいつも工事にご協力いただき、
大変感謝しておりますが、こんな形で私共の現場を活用していただけるとは。。。

ちょっとうれしい瞬間でした。

工事部 大坂

posted by sekou at 11:59| Comment(0) | Osaka

2009年09月15日

まごのて

早いもので、施工管理課のブログも3巡目に入りました。

今週は大坂が書かせていただきます。


本格的な秋が近づいてきたせいか、最近は天候が不安定な日が多く、
前回のブログで書いたように各監督は毎日天気予報と工程表を
にらめっこしています。

そんな中、先日は戸建住宅の改装現場の大工工事と外装工事の
完了検査がありました。

完了検査1 完了検査2
完了検査3『完了検査中』

足場を撤去する前に屋根や外壁の入念なチェックをするのは
前回のブログの通りですが、今回はもう少し詳しくご説明します。

この物件では、外壁に金属サイディングというものを採用しています。
外壁材としてはとても軽く、表面の塗装の耐久性も非常に高い材質です。
また、材料の心材が断熱材も兼ねていて、
断熱性能も高い優れた建材のひとつだと思います。

しかし、どんなに優れた建材でも、
適切な施工がなされなければその性能を発揮できません。
サッシ周りの防水の処理や屋根と外壁の取り合いなどは、
雨水の浸入を防ぐ意味でも重要な箇所です。

ですので、検査では隅から隅まで厳重にチェックしていきます。

まごのて
この時に活躍する道具のひとつが、このミラーです。
伸び縮みする柄の先に自在に角度を調整できる鏡が付いた
『検査鏡』という道具で、目視では確認しづらい箇所をチェックする時に
とても重宝します。

ちょうど、かゆいところに手の届く、「まごのて」の様なものですね。

これはほんの一例ですが、これからもお客様のかゆいところに手の届く、
きめ細やかなご提案と施工管理が出来るよう、
努めていきたいと思っています。

施工管理課 大坂

posted by sekou at 13:37| Comment(0) | Osaka

2009年07月21日

にらめっこ

施工管理課のブログも一巡しまして、
今回は大坂が書かせていただきます。


今週は、改装工事の解体状況の検査が1件、
増改築工事の外装完了状況の検査が1件、
新築工事の外装完了状況の検査が1件ありました。

外壁仕上がりチェック中

『外壁の仕上がり状態のチェック』

外装完了状況の検査とは、屋根や外壁、バルコニー防水など、
家の外回りの部位の工事の仕上がりを、足場を払してしまう前に
チェックする検査のことです。

私共では全現場で、
担当の監督と私が検査することを標準としています。

家の外装は、文字通り外界から生活空間を守るものですから、
見た目だけではなく、雨や風からしっかりと内部を守れる施工
がなされることが大切です。

施工状況入念チェック

『バルコニー防水と外壁の取合いの施工状況を入念にチェック』

しかし、この屋根や外壁の工事は天気の影響をとっても受けやすく、
雨の多い時期はなかなか思うように工事が進みません。

かと言って、雨の中で無理な施工をして、
品質に影響が出るようなことがあってはなりません。

特に、お客様がお住まいのまま、
屋根や外壁を大規模に工事するときは、
担当の監督は工程の調整に大変気をつかいます。

各職方と念入りな打合せをして、
屋根材をはがすならその日のうちに防水シートまで貼り、
急な雨でも大丈夫な状態にまではしなくてはなりませんので・・・。

それはもう、毎日のように、いや一日に何度も
天気予報をチェックしながら、現場管理を進めています。

まさに、お天気とにらめっこをしている感じ。

今年は、7月14日に梅雨が明けました。

幸い、思っていたほど雨の影響も無く、
各現場とも順調に進行しています。

皆、少しホッとした気分なのですが、
これからは夕立があったり、
夏の終わり頃からは台風シーズンになったりと、
なかなか気が休まりません。

しかし、より品質の高い施工をするために、
これからもにらめっこは続いていきそうです。

施工管理課 大坂

posted by sekou at 18:37| Comment(0) | Osaka

2009年06月09日

ひとつより、ふたつより、たくさん

はじめまして

株式会社 優建築工房の大坂崇徳と申します

遅ればせながら、優建築工房 施工管理課も
リレー形式でblogを始めることとなりました

パンフレットやホームページだけではなかなか伝わりづらい、
増改築工事の現場での生の情報や、私たちの日々の業務での取り組み、
そして私たち自身の日常のことなどを綴っていきたいと思っています

お付き合い頂ければ幸いです

先日は、戸建木造住宅リフォームの解体状況の検査を行いました

  ここの補強は?
 (解体後の構造躯体チェックの様子)

現場監督と設計担当者、そして私で
既存建物の構造の状態や劣化状況をチェックし、
補強計画や電気配線・設備配管の方針などを決定していきます

ここは劣化が激しいぞ 
 (各所の補強計画について検討中)

『住宅』と一口に言っても、年代や構造・工法、
立地条件などによって千差万別

同じものはふたつとありません

ですから、工事の最初の工程である解体時に、
それまで見えなかったその建物の状態や特徴を
的確に把握することはとても大切です

もちろん現場監督は
日々そのチェックや確認をしているわけですが、
優建築工房では各工事の重要なポイントでは
必ず複数の人間がチェックを行うことを標準としています

それは、全ての工事で確実な施工がなされるために

その重要なポイントは工事内容等によって違うのですが、
とてもたくさんあります
解体状況、基礎の配筋、構造補強状況、
屋根・外壁完了時、大工工事完了時等

そして、それをチェックする人間も
現場監督、設計担当者、インテリアコーディネーター、
技術責任者・・・などなど

一人より、二人

ひとつの目より、たくさんの目で

日々建物を見つめています

施工管理課 大坂

posted by sekou at 17:28| Comment(0) | Osaka