2012年10月09日

防災訓練

先日、年に一度の防災訓練がありました。
有機溶剤に引火した火災を想定した、初期消火の訓練です。

大坂常務の挨拶
大坂常務の挨拶

毎年参加するのは、
有機溶剤を使用する塗装工事・防水工事・防蟻処理の業者さんです。
今回はガスバーナーを使用する、
設備工事・電気工事の業者さんにも参加して頂きました。
参加者は、業者さん10名と、弊社工事部メンバー7名の17人です。

有機溶剤へ引火
有機溶剤へ引火

実際に有機溶剤に火を付け、消火器を使用し初期消火の訓練を行いました。

消火器
消火器

消火
消火
井出くんも、初の消火器体験です。

消火

弊社の工事現場には、必ず消火器があります。
外部工事がある現場は、現場内へ設置された保安BOXに、
内部工事のみの現場には、玄関内部に設置しております。

保安BOX
保安BOX

保安BOX内部
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はじめて訓練に参加する方に聞いてみると、
ほとんどの人が消火器を使った経験がありませんでした。
消火器があっても、使い方が分からなかった。
緊急事態に動揺して、対応が出来なかった。
そんな事が無い様に、机上の訓練だけでなく
実際の訓練を経験しておく事が非常に大切なのです。

訓練以外では消火器の出番を、まず作らない現場環境の作成と
維持の大切さを確認しあい今年の防災訓練を終了しました。

終了の挨拶
終了の挨拶

施工管理課 早川

posted by sekou at 12:04| Hayakawa

2012年08月07日

こだわり所

8月に入り、毎日の様に熱帯夜が続いております。
でも、夏の夜と言えば、やはり花火ですね。
昨年は、震災の影響で中止や延期が相次いだ花火大会ですが、
今年は、開催される所が多い様です。
先週末は、厚木でも鮎祭りが開催され花火が上がりました。

今回は、花火大会に絡め、我家(早川邸)の
こだわり所を紹介させて頂きます。

厚木市内に建てた、早川邸ですが、厚木に住むからには、
『鮎祭りの花火を自宅から見る』と言う所にこだわってプランを考えました。
もちろん設計・施工共に、優建築工房です。

外観
外観

2階へ陸屋根を作り、ロフトから陸屋根へ出る事が出来る様にしました。
陸屋根の位置は、周辺の建物や花火を上げる場所への方角を考慮
しながら決定しました。

その結果・・・

花火
花火1

花火2

花火3

今年も、ビール片手に至福の時間を過ごさせて貰いました。


屋根
花火は、正面にある2棟のアパートの屋根と屋根の間に上がります。
『計算通り!!』と思いつつ、あまりに完璧な位置に上がる花火に
本当はビックリしています。


施工管理課 早川

posted by sekou at 10:11| Hayakawa

2012年06月26日

古材

現場泣かせの季節がやって来ました。
雨だけでは無く、台風の襲来で工程変更に追われている
早川が書かせて頂きます。

今回は山梨県甲州市にある、古材屋さんを
紹介させて頂きたいと思います。

古材ギャラリー
古材ギャラリー

場所を知らないと通り過ぎてしまうような、
素朴な看板の古材屋さんです。
お店の中は・・・

お店の様子
お店の様子

3

お店と言うより倉庫と言った感じです。

実はこのお店、築数百年といった古民家の再生を手掛けている
工務店さんが片手間でやっている様なお店で、店員さんも
常駐していない様子です。
『御用の方は、向いの事務所までお声を掛けて下さい』
と言った感じです。
ただ見せて貰う為だけに立ち寄った私にとっては、
ゆっくり見て回る事が出来て、好都合でした。

大雨の日には、雨が吹き込んでしまいそうな所に、
とても興味深いものが置いてあります。

建具
建具

欄間
欄間

障子
障子

細かな細工を施した、建具や欄間がたくさん並んでいます。

建具の細工
建具の細工

こんな芸術的ものまで置いてあります。

こちらは玄関引戸に蔵戸です。

玄関引戸
玄関引戸

玄関引戸の細工
玄関引戸の細工

蔵戸
蔵戸

この蔵戸は、明治5年に酒井村の小林さんが作った物らしいです。

蔵土の裏
蔵戸の裏

ケヤキ材や栗材の梁材や柱材も置いてありました。

梁材
梁材

梁材

柱材
柱材

ケヤキの柱
ケヤキの柱

このケヤキの柱は、いったいどの位の年月、
建物を支え続けて来たのでしょうか?
そして、『まだまだ頑張れるぞ』と、次の活躍の場を待っています。

木の寿命は、扱い方ひとつで、数百年にもなります。
リフォームに携わる人間として、
材木の『再生』について、深く考える時間を過ごす事が出来ました。

最後に・・・
最後に

この歯車は、一体なんなのでしょう?
気になります。

施工管理課 早川

posted by sekou at 13:39| Hayakawa

2012年05月15日

童心へ

ゴールデンウィークも終わり、現場泣かせの梅雨が近づいてきました。
最近悪天候に振り回されている、早川が書かせて頂きます。

ゴールデンウィークに藤子F不二雄ミュージアムに行って来ました。

藤子不二雄ミュージアム
藤子不二雄ミュージアム

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正面玄関では、ドラえもんの5月人形やスネ夫が出迎えてくれました。


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スネ夫の隣にある物は、『暗記パン』です。
懐かしい!!
ここで、昔の記憶が一気に戻り、童心へ帰りました。

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パーマンにブービーにQ太郎にO次郎です。
懐かしいキャラクターでいっぱいです。

トイレの案内にもこだわりが・・・
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のび太くんとしずかちゃんです。
そして、男トイレの小便器前には、こんなタイルが貼られていました。

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思わず笑ってしまいました。
昼ごはんを食べに入ったカフェでは、こんな感じです。

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ドラえもん・ドラミちゃん・ジャイヤン、それにラーメン大好き小池さんです!!

デザートは・・・
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暗記パン

ここでも出ました『暗記パン』
とことん藤子不二雄ワールドです。

そして、一番気に入ったのが・・・

きれいなジャイアン
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きりこの泉のきれいなジャイアンです。
一瞬で、話の内容まで思い出しました。

私が、子供の頃、楽しみにしていたアニメを子供達が見て、
昔の自分と同じように喜んでいます。
ものすごい影響力です。

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施工管理課 早川

posted by sekou at 11:35| Hayakawa

2012年04月03日

完成

記録的に寒かった冬も、ようやく終わり、
桜の開花の知らせが聞こえて来ましたね。
4月最初のブログを、早川が書かせて頂きます。

今回は、現場レポートで紹介をさせて頂いていた
鶴見区IM様邸が完成しましたので、
現場レポートで伝えきれなかった点を紹介させて頂きます。

ボトルラック
ボトルラック

ボトルラック納まり図
ボトルラック納まり図

このボトルラックの扉は、古材屋さんで仕入れた欄間を利用しております。
通常、建具枠に合せて作る建具を、建具に合せて建具枠を作りました。
そして内部には、LEDの間接照明が入っています。
この照明器具は、工事途中にお客様がお知り合いの方から頂いた物です。
利用方法をいろいろ検討の結果、ボトルラック内に間接照明として入れる
ことになりました。

 店舗入口
店舗入口

店舗の入口も古材屋さんで仕入れた蔵の扉を利用しました。
この蔵の扉は、40kgもあります。
それを、上吊りの建具として使う事になりました。
と言うことで・・・

上枠
上枠

金物
金物

入口納まり図
入口納まり図
タモ材の枠に重量用のレールを取付し、
枠の中に入れた写真の金物で、建具の重さをさせています。
人がぶら下がってもビクともしません!!

また、今回の工事は、建替え工事と言うことで、
前の店舗から再利用させて頂いた部材が幾つかあります。
その一部がこちらです。

 トイレ引戸
トイレ引戸
この引戸は、前のお店で使っていたトイレの開き戸を
引戸に作り直した物です。

ボトルラック
ボトルラック2
こちらのボトルラックも、再利用です。
以前は床に置かれていましたが、今回は壁の中に埋め込みました。

先日完成を見に来られたこのお店の先代のお父様が、
懐かしそうに眺めていた姿が忘れらません。


施工管理課 早川

posted by sekou at 10:40| Hayakawa

2012年02月21日

三者立会い

寒い日が続きますが、風邪をひいたりしていませんか?
インフルエンザが流行っています。
皆さん、手洗い・うがいをしっかり行って、この冬を乗り切りましょう!

今回は、リフォーム工事を行う際、とても大事な業務のひとつ
『3者立ち合い』について、お話させて頂きたいと思います。

優建築工房では、設計・コーディネーター・現場監督の3人が、
ひとつのチームとなり、各工事を進めて行きます。
契約前までは、設計・コーディネーターのみで打合せを進めて行きますが、
契約後、現場監督が決定し、チームが出来上がります。

そして、工事着工2週間前に、設計・コーディネーターから現場監督へ
お客様と今まで打合せしてきた工事内容が引継がれます。
その後、現場監督は、工程表の作成・材料の発注・業者の段取りなど
工事の準備を進めて行きます。

そして、工事着工直前に『3者立ち合い』を行います。
3者立ち合いとは、
今まで打合せを進めて来た設計・コーディネーターと
これから工事を進めていく現場監督、
そしてお客様の3者が集まり、
これから行うリフォーム工事の内容を最終確認する現場立ち合いです。

実は、工事内容の確認で、一番大切な事は、何を作るかではなく、
どこを壊して、どこは壊さないかを確認する事です。
写真@

写真A

写真B

写真C

最終確認をしながら、壊す範囲や残す部分、再利用する物を確認し、
表示して行きます。
間違えて、お客様の思い出を壊す事のないよう気を付けて確認していきます。
『3者立ち合い』は、万が一を防ぐ大事な場でもあるのです。


施工管理課 早川

posted by sekou at 11:24| Hayakawa

2012年01月10日

ISOの取組み

新年明けましておめでとうございます。

年末年始、長いお休みをさせて頂きまして、ありがとうございました。
新年、最初のブログを、早川 が担当させて頂きます。

私事ですが、昨年の12月、我家では、新しい家族を迎えました。
美玖ちゃん

予定より少し早く産まれて来ましたが、元気な女の子です。
『この新しい命をしっかりと守って行こう』
そんな気持ちで迎えた新年でした。

今回は、昨年11月のISO14001認証取得に伴い、
現場での取組みについて、お話させて頂きたいと思います。

現場での一番の取組みは、やはりゴミの削減です。
優建築工房では、元々、石膏ボード・木くず・段ボール・
その他の廃材の4種類に分別しておりました。
今回新たに、廃プラスチック・金属くず・紙ゴミを追加し、
7種類に分別する事になりました。

「ゴミ袋」
ゴミ袋
半透明のビニール袋が紙ゴミ・透明のゴミ袋がその他の廃材です。
分別を進め、最終的にはリサイクル出来ない『その他のゴミ』を
無くすのが目標です。

「ゴミ箱」
ゴミ箱
協力業者さん達も、環境保全への意識が高まり
現場のゴミの分別は進んで来ております。

産まれて来た新しい命に、明るい未来が訪れる様
これからも自分達に出来る環境保全を考えて行きたいと思います。


施工管理課 早川

posted by sekou at 09:57| Hayakawa

2011年11月22日

ビフォー・アフター

北国には雪が降り始め、いよいよ冬らしくなって来ましたね。
今週は、本格的な冬の到来が待ちきれない、早川が担当させて頂きます。

今回は、7月のブログで紹介させて頂きました、
緑区のF様邸が完成しましたので、完成までの様子をご紹介させて頂きます。

7月にお話させて頂きました、解体前から擁壁工事中の様子です。

「解体前の様子」
解体前の様子 

「解体工事中」
解体中の様子

「解体後の様子」
解体後の様子

「擁壁工事中」
擁壁工事中
擁壁も無事に完成し、お盆明けには、建方を行いました。

「建方中」
建方中

そして、建方から4ヶ月、とうとう建物が完成しました。

「完成」
完成

解体工事から完成まで、半年かかりました。
この半年の間に、携わって貰った職人さん・業者さんを数えてみた所…
ざっと100人近くになりました。

先日、F様に完成の確認をして頂いた所…
『担当して貰ったのが、桜井さんと兵頭さんと早川さんで、本当に良かった。』
と、本当にありがたいお言葉を頂きました。

完成までの事を思い返しながら、F様のお宅を眺めていると…
ふと、私達以外に100人近くの担当がいる事に気が付きました。
私達は、本当にたくさんの人達の力を借りて、
仕事をさせて貰っている事を、改めて実感しました。
そして、こちらも『ビフォー・アフター』

「解体した建物の梁」
解体した建物の梁


「キッチンカウンター」
キッチンjpg

キッチンカウンター

お父様から『思い出の詰まったの家の材料を、何かに使って欲しい』
と、お話を頂き、コーディネーターの兵頭が、梁をキッチンカウンター
へと提案しました。

この辺は、リフォーム屋『優建築工房』の得意分野です。

施工管理課 早川

posted by sekou at 11:48| Hayakawa

2011年10月11日

家族の思い出

10月も2週目に入り、朝晩は肌寒くなりました。
突然の気温の変化で、体調を崩してませんか?

今週は、早川が書かせて頂きます。

先週の土曜日からの3連休に、
2年程前にお引渡しさせて頂いたN様のお宅の2年点検に
お伺いさせて頂きました。

N様のお宅では、この2年の間に家族が一人増え
5人家族になりました。

N様は、珪藻土の壁に家族の手形を付ける事を
希望されておりました。

ですが、工事中、家族が増える事が分かり、
その子の成長を待つ事になりました。
お引渡し後、家族に加わった末っ子君も1歳半になり、
家の中を走り回る位に成長されていました。

今回、珪藻土のメンテナンスに来て貰っていた
左官屋さんに協力して貰いクルミの無垢板に
家族全員の手形プレートを作る事になりました。

まず、無垢板から灰汁で染みが出ない様に
下処理を行います。

「無垢板の下処理」
無垢板の下処理

そして、珪藻土を塗って、みんなで手形を付けて行きます。

「珪藻土塗り」
珪藻土塗り

「手形付け」
手形付け

大騒ぎでしたが、末っ子君の手形も無事終わり
家族全員の手形が付きました。

「手形付け完了」
手形付け完了

次は、飾りつけです。
一番上のお姉ちゃんが中心となって、
貝殻やおはじきで飾りつけをしました。
貝殻は家族で沖縄へ旅行へ行った時に拾った物だそうです。

「飾りつけ」
飾りつけ

そして、完成した手形プレートがこちらです。

「手形プレート完成」
手形プレート完成

子供達が大きくなった時、家族みんなで作ったこのプレートを見て
この日の事を思い出して貰えると嬉しいです。
そんなN様のお宅の思い出作りに参加させて頂き、
とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。

N様、これからも末永いお付き合いを宜しくお願いします。


施工管理課 早川

posted by sekou at 15:20| Hayakawa

2011年08月30日

みどりのカーテン?

8月も後数日となり、朝夕はめっきり涼しくなりました。
が…
この所の天候不順で、工程の変更に追われている早川が、
今回のブログを書かせて頂きます。

今回は、伊勢原で新築工事中のW様邸での出来事を
書かせて頂きたいと思います。

先日外部工事が完了し、足場の解体が完了しました。
只今、外構工事が始まった所です。
外構工事を始めるにあたり、
敷地境界に設置した仮囲いを撤去しようとした所、
ある事に気が付きました。

足場解体前
足場解体前
足場を解体する前に伸び始めた雑草が、
仮囲いに絡みつき、随分成長していました。
ある意味、工事現場のみどりカーテンです。

みどりのカーテン
みどりのカーテン
そして、その雑草をよく見てみると、
それは雑草では無く“ゴーヤ”でした。
しかも、しっかりと実を付けていたのです。

ゴーヤ
ゴーヤ
早速、収穫してみました。

 収穫
収穫
細かく見て歩くと、まだまだ小さな実がいっぱいぶら下っています。
仮囲いを撤去するには、ゴーヤも撤去しなくてはなりません。

という事で…
予定変更です。
仮囲いを解体するのは、先行する車庫部分のみにして、
その他は、ギリギリまで仮囲いを残して工事を進める事にしました。

外構工事中
外構工事中

お客様に聞いた所…
昨年、育てていたゴーヤの種が落ちて、芽を出し、
勝手に成長した様です。
すばらしい生命力です。

そして…
我家のみどりのカーテンは、現在、第2弾が成長中です。

みどりのカーテン第2弾
みどりのカーテン第2弾
“秋採りきゅうり”です!

施工管理課 早川

posted by sekou at 12:14| Hayakawa

2011年07月12日

職人魂

例年より1週間以上も早く梅雨明けし、本格的に夏がやって来ました。
皆さん、先々週の関嵜チーフのブログを参考にして、 この猛暑を乗り切りましょう!
と、言いつつ、すでに夏バテ気味の早川が、今回のブログを書かせて頂きます。

今回は、緑区で擁壁工事中のF様邸を紹介させて頂きたいと思います。

F様のお宅は、ご主人様の実家を解体して、1階はご両親、
2階は若夫婦がお住まいになる2世帯住宅です。
解体前の様子-
「解体前の様子」

前面道路から1m位上がった所へ建っていた建物を解体し、
1台だけだった駐車スペースを来客用も含め、3台分確保します。
という事で、前面道路との土留め壁まで全て解体しました。
解体後の様子 
「解体後の様子」

解体工事が完了し、ようやく擁壁工事が始まりました。
駐車スペースを確保する為、前面道路側全体に擁壁を作ります。
今週には、立ち上がり部分のコンクリートを打設予定です。
擁壁工事中1擁壁工事中2
「擁壁工事中」

職人さんは、基礎工事まで含めると、1ヶ月以上の擁壁・基礎工事の
工程をこの猛暑の中、日陰のない現場で、毎日頑張ってくれています。

先日、日々の定期連絡の為、電話でお話した時の事、お父様から
『良い職人さんを入れて頂いて、本当にありがとうございます。
炎天下の中、一生懸命仕事をして頂いて、本当にうれしいです。』
と、とてもありがたい言葉を頂きました。

きっと、どんなに暑かろうが、文句1つ言わず仕事を進める、
“職人魂”がお客さまにも伝わったのでしょう。

職人魂 
「職人魂」

そんな職人さん達と一緒に仕事が出来る事を誇りに思います。


施工管理課 早川

posted by sekou at 15:20| Hayakawa

2011年04月12日

設計力

桜が満開に咲き、いつの間にか春本番となりました。
弊社の資材置き場近くでも、桜が咲き誇っていました。
桜
被災地の東北地方でも、今週には、桜が開花するそうです。
早いもので、あの大震災から一ヶ月が過ぎました。
桜の開花によって、みんなの気持ちが少しでも明るくなるといいですね。


今回は、今週末お引渡しする事となりました
新築のK様邸をご紹介させて頂きたいと思います。

K様邸の1番の見所は、なんと言っても中庭です。
玄関へと続く、長いアプローチを抜けて行き、
アプローチ 
玄関ドアを開けると、玄関ホールの向こう側に中庭が広がります。

「玄関」
玄関
玄関2 

「中庭」
中庭

玄関に立った時の開放感は、最高です。
そして、中庭に出て、上を見上げると、たくさんの光が降り注いで来ます。
中庭2
その中庭からの光は、建物内部へと差し込みます。

「階段」
階段

「2階廊下」
2階廊下

この中庭のお陰で、K様邸は、どこに居ても明るい光が入り込んで来ます。

そして、もう1つの見所は、2階のリビングの出窓です。
横巾5mを超える出窓からは、大山や丹沢の山々を一望出来ます。

「造作出窓」
造作出窓

「出窓からの眺め」
出窓

K様邸へ仕事に来た業者さんや、検査の為やって来た検査員さんは、
『こんな家に住んでみたいものだね!!!』と口にします。
まったく持って、同感です。

敷地の特徴を最大限活用し、みんなに住んでみたいと思わせる
そんな設計をする中込チーフ、さすがです!!!

施工管理課 早川

posted by sekou at 10:49| Hayakawa

2011年02月15日

定期点検

神奈川でも雪が降り、まだまだ寒い日が続きますね。
今週は、この所の悪天候で、外部工事の工程組み直しに
追われる早川が書かせて頂きます。

先日、2年程前に新築のお宅をお引渡しさせて頂いた、
厚木市・S様のお宅の2年点検をさせて頂きました。

優建築工房では、新築工事や大規模リフォーム工事をさせて頂いたお宅を、
1年・2年・3年・5年・10年といった具合で、定期点検を行わせて頂いております。

定期点検は、写真のようなチェックシートを使い、進めさせて頂いております。

定期点検チェックシートチェックシート
「定期点検チェックシート」

外部では、排水の詰まりや水道の漏水チェック、
雨水の浸入が無いかの確認等を行います。
その後、内部のチェックを行います。

内部では、サッシ・建具の動き、床・壁・天井の状況確認、
水廻りの漏水チェック等を行います。

その後、床下に潜り、漏水と白蟻の侵入はないか確認します。

サッシや建具の調整を行いながら、
各部屋の床・壁・天井の状態を確認して行くと、
ほとんどのお宅でクロスや珪藻土に隙間が発生してしまいます。

木造の建物では、構造材の柱や梁が日々、
空気中の湿気を吸ったり、乾燥している時は吐き出したり、
そんな事を繰り返しながら動き続けております。
構造材が定位置に落ち着くまでには、数年かかると言われております。

その影響で、クロスや珪藻土に隙間が発生してしまいます。
その補修作業の為、
弊社では、2年点検が終ると、内装の補修に入らせて頂いております。

S様のお宅でも、先日、クロスと珪藻土の補修作業をさせて頂きました。
補修前(クロス)補修前(左官)
クロス補修前                     珪藻土補修前

補修中(クロス)(左官)
クロス補修中                  珪藻土補修中

補修後(クロス)補修後(左官)
クロス補修後                  珪藻土補修中

写真では分かり難いですが・・・
補修前の隙間は、職人さんの技によりキレイに補修作業が完了しました。

S様からは、『ありがとう』と暖かいお言葉を頂きました。

10年後、全てのお客様に『優建築に頼んでよかった』と
思って貰えるようしっかりとした定期点検・アフターメンテナンスを
続けて行きたいと思っております。

施工管理課 早川

posted by sekou at 15:28| Hayakawa

2010年12月28日

社風

クリスマスも終わり、今年も残すところあと4日となりました。
今年最後の施工管理課ブログを、今年最初の施工管理課ブログも
担当させて頂きました早川が書かせて頂きます。

先月の事ですが、我社へ広島の建築会社 潟Gヌテックさんで
現場監督をされている土井長さんが、研修に来られました。

土井長さんとは、前に参加させて頂いた、
SAREX(住環境価値向上事業協同組合)の
現場監督鍛錬塾で知り合いました。
夜の懇親会(単なる飲み会ですが…)では、
監督業の大変さや、実務を進めて行く上での問題点など、
お互い、現場監督としての悩みをビール片手に話しました。

そんな縁で、今回11/15〜11/20の6日間、
優建築工房・施工管理課の一員として、
現場廻りや社内打合せに参加して頂く事となりました。

土井長さんに、『優建築工房の何を一番知りたいか?』
と聞いた所…

『設計・コーディネーター・現場監督 
各担当の役割分担や連携の方法について、教えて欲しい。』
との事でした。

弊社では、標準業務フローチャートにて、
各担当・常務・社長の仕事の分担が決められております。
標準業務フローチャート
「標準業務フローチャート」

しかし、これだけで全てが流れるはずもなく、施工管理課では、
各物件フローチェックシートや品質チェックシートを使用しながら、
現場を進めて行きます。
フローチェックシート
「フローチェックシート」

品質チェックシート
「品質チェックシート」

社内の連携はと言うと…

各現場、週1回を目安に、設計・コーディネーター・現場監督の
3担当が顔を揃えて、定例打合せを行っております。
定例打合せは、基本は事務所ですが、必要に応じて
現場で行う事もあります。
時には、職人さんやお客さまにも参加して頂きます。

定例打合せ議事録 
「定例打合せ議事録」


土井長さんに色々な業務に参加して頂き、
優建築工房の印象を聞いてみたところ…
『優建築さんの社員は、みんな仲がいいですね。』
これが、弊社の第一印象だそうです。

我社は、打合せ中に色々な話が飛び交います。
社内での上下関係は関係なく、
気付いた事をどんどん発言して行きます。
たまに、脱線してバカ話が始まったりもします。
きっとそんな関係が仲良く見えるのでしょう。

こんな風に思った事を何でも発言でき、
その仲で良い意見があれば新しい会社のルール
として採用してくれます。

自分達は、そんな『社風』に守られているだと、
土井長さんのお陰で、気付く事が出来ました。
来年からも、この『社風』を大事にして、
より良い会社にして行きたいと思います。
本年も1年、ありがとうございました。

施工管理課 早川

posted by sekou at 11:16| Hayakawa

2010年11月16日

上棟

11月も半分過ぎ去り、真冬の寒さがすぐそこまでやって来ています。
今週は、山への降雪が待ちきれない早川が書かせて頂きます。

先週、新築工事の建方がありました。
朝は土台だけだった場所へ、たった1日にして、建物の形が出来上がる
特別な日です。今回は、その建方の1日を紹介したいと思います。


朝一番の現場
レッカー車が座り、いよいよ建方の始まりです。


柱配り
まず最初は、柱配りからスタートです。
全ての柱や梁には、番付け(設置位置の記号)が書き込まれており、
その記号を元に柱を配り立てて行きます。
柱が配り終わると、梁を組上げて行きます。

梁設置
1本目の梁が入りました。


1階組上り
図面を見て、梁を組上げる順番を確認しながら、進めて行きます。


立ちの確認
組上がると、建物の立ち(垂直)の確認をします。


金物取付
確認が出来た所で、仮の筋交いを入れ、金物を取付し、
建物を固めて行きます。

次は、2階へと進んで行きます。


2階足元
2階の組上げに入る前に、足元にベニヤを並べ、足場を作ります。


2階梁組み
そして、1階同様に、柱配り・梁の組上げと進めて行きます。


2階梁組み2
この高さの梁の上で作業をする、鳶さん・大工さんには、いつも頭が下がります。
2階の金物の固定まで完了すると、小屋・屋根へと進んで行きます。


垂木
屋根の野地板を止めて行く、垂木が入りました。


垂木2階より
2階で見るとこんな感じです。


野地板貼り
最後に野地板を貼り、建方完了です。


建方完了
建方が終わる頃には、うす暗くなっていました。
1日にして建物の形が出来上がってしまうなんて、
何度立ち合ってもビックリな1日です。

今回は、簡単な上棟式があり、立ち合わせて頂きました。

五平を揚げ、破魔矢・破魔弓を鬼門へ向け設置しました。
破魔矢・破魔弓は、お施主様の敷地内の竹で作らせて頂きました。
波魔矢・波魔弓・五平
上棟式の破魔弓は、家屋の守護神に供えられるもので、
これまでの工事が無事に進んだ感謝の気持ちや、
竣工に至るまでの加護の祈願、
禍いなく幸多いことを祈る気持ちが込められているそうです。

最近は、こう言った儀式は、ほとんどやらなくなりました。
私自信、破魔弓を作り、鬼門へ向けるのは、初めての経験でした。
そんな、なかなか出来ない経験をさせて頂いたお施主様へ感謝です。

施工管理課 早川

posted by sekou at 10:35| Hayakawa

2010年10月05日

職人の意地

夏が終ったと思った途端、寒いくらいの日が続いておりますが、
突然の気温の変化で、体調を崩してませんか?

今週は、早川が書かせて頂きます。

今回も前回に引き続き、
H様邸新築工事のお話をさせて頂きます。

今回は、和室の内装工事を紹介させて頂きます。

H様邸では、全ての部屋のクロスを天井・壁共に同じ物を貼る予定でした。

そんな中、クロス屋さんから・・・
『全部同じではつまらないから、
和室だけは雰囲気を変えましょう、自分に提案させて下さい。』
と、気合の入った一言。
その結果、和室だけ雰囲気を変える事になりました。
和室-和室1
天井は、 茶色の布クロス
壁は、深緑のクロスをベースにし、
白い部分は、アクセントとなる和紙を貼りました。

和室2和室2

写真では分かりづらいとは思いますが、
柔かい表情の和紙を濃い色のクロスが引き立て
表情豊な仕上がりになりました。

ところが・・・
ひとつ問題が発生してしまいました。

元々、白いクロスを貼る予定でしたので、
入口の建具枠がホワイトになっていました。
建具(LDK側)建具(LDK側)

どうにか枠を黒く出来ないかと、
クロス屋さんに相談したところ・・・
『なんとかするよ!!!』
と、心強い言葉を貰い。。。

他の建具枠他の建具枠            
↓建具枠が和室側だけ黒くなりました。
和室の建具枠和室の建具枠

どうやって黒い枠にしたかと言うと・・・
ダイノックシート(化粧シート)を和室側のみ貼って貰いました。
建具(和室側)建具(和室側)

とても大変な仕事なのに・・・
『新築の枠にダイノック貼るのは初めてだよ!!!』
笑ってくれました。

そんな『職人の意地』に頭が下がります。

施工管理課 早川

posted by sekou at 11:59| Hayakawa

2010年08月24日

人もねこも

お盆も過ぎたと言うのに、毎日暑い日が続きますね。
皆さん、熱中症には気を付けましょう。
今週は、早川が書かせて頂きます。

今回は、先日完成しお引き渡しをさせて頂いた
H様邸新築工事のお話をさせて頂きます。

H様は、猫ちゃんと一緒に暮らしておられます。
名前は、ナポちゃんだそうです↓。
ナポちゃん
H様邸では、ナポちゃんと共に快適に暮らす為の
工夫がしてあります。
その幾つかをご紹介させて頂きます。

まずは、1階トイレです。
ナポちゃんと空間を共有する計画でしたので、
換気扇を低い位置に取付し、
ネコ用トイレの臭いがすぐに排出できるようにしました。
トイレの臭いがこもらず、快適との事でした。
トイレ換気扇

さらに、トイレには、ナポちゃん専用の入口も作りました。
トイレ入口トイレ入口」

そして、寝室やLDKには、エアコン使用時等に、
閉め切っていてもナポちゃんが出入りできるように、
ペットドアを設置しました。
ペットドア
「ペットドア」

 普段、こんな感じに出入りしているそうです。   
ペットドア出入り 
「ペットドアの出入り」

あまりに器用に使いこなしていたので、写真を撮らせて頂きました。

でも・・・
大工さんが苦労して作ってくれた専用のキャットタワーには、
登ってくれないそうです。
せっかくなので、むりやり登ってもらい写真を撮らせて頂きました。
キャットタワー「キャットタワー」

私がお伺いした時には、お昼寝の真最中でした。
どうやら、新居は気に入って頂けた?らしいです。
お昼寝 

私達がお手伝いさせて頂いたお宅が、
人も動物も一緒に暮らすみんなが快適に暮らせる家に
なるようこれからも頑張って行きたいと思います。

施工管理課 早川

posted by sekou at 14:11| Comment(0) | Hayakawa

2010年07月06日

日々勉強

真夏のように暑い日が続いておりますが、皆さん体調を崩したりしていませんか?
今週は、早川が書かせて頂きます。

先週は、木工事完了検査が1件、外部完了検査が1件、工事完了検査が1件、
そして木工事中間検査が1件と、社内検査満載の1週間でした。

今回は、木工事中間検査を受けたH様邸の話をさせて頂きます。

H様は、住宅金融支援機構のフラット35の優良住宅取得支援制度(フラット35S)を
利用して住宅ローンを組まれました。
※ フラット35とは、35年間金利の変わらない住宅ローンの事です。

そして、フラット35Sを利用するには、さらに省エネルギー性、耐震、
バリアフリーなどの要件を満たす必要があります。

フラット35Sを利用すると、10年間金利が0.3%優遇されます。
それが、この1年間は、金利の値下げ幅が1.0%拡大されています。
さらに、省エネルギー性を選択すると、エコポイントが30万ポイント付いて来ます。

と言う事で、H様は、省エネルギー性でフラット35Sを取る事になりました。

省エネルギー性をクリアする為には、
省エネルギー対策等級4に対応する必要があります。

等級4に対応するには、
断熱材の種類や充填方法が通常とは異なってきます。
その為、今回、木工事中間検査を行い、
断熱材の充填状況の確認を行いました。
断熱材チェック
断熱材チェック

H様邸は、床断熱材は、グラスウール32K・厚さ80mm
床断熱
床断熱

天井断熱材は、セルローズファイバー・厚さ175mm
天井断熱
天井断熱

壁は、クラスウール14K・厚さ85mm
壁断熱
壁断熱

以上の断熱材を使用して、省エネルギー対策等級4をクリアしました。
今回、省エネルギー対策等級4の勉強をいっぱいさせて頂きました。
今は、8月に着工予定の長期優良住宅の勉強中です。
何歳になっても日々勉強です。


施工管理課 早川

posted by sekou at 11:13| Comment(0) | Hayakawa

2010年05月25日

通気層

夏のように暑い日が来たかと思うと、
肌寒い日があったり、
気温の差が大きい日が続いていますが、
体調を崩したりしていませんか?
今週は、早川が書かせて頂きます。

今回は、ちょっとマニアックな話ですが、
サイディング工事の通気層について書かせて頂きます。

通気層とは、壁断熱材の外側と外壁材の間に
空気が通り抜けられるように設けた空間の事です。

図1
「図1」

通気層の厚みは、通気胴縁の厚みになり
15mm〜18mmが一般的に設けられています。

通気胴縁
「@通気胴縁」

空気が通ることで、壁体内の湿気が排出され、内部結露の防止になり、
断熱効果も上がります。

通気層「A通気層」

また、通気層はジョイント部からの雨水の浸入があった場合の
排出路にもなりますので、必ず設ける必要があります。

仮に、通気層を設けていない場合は侵入した雨水の逃げ道がなく、
雨漏りや建物の老朽化につながります。

私が、厚木市内で担当させて頂いている新築工事でも
サイディング貼りを行います。

ただ、図1の様に軒裏が無い建物で、空気の出口が作れません。

色々と検討した結果、写真Bのように
垂木の隙間から小屋裏へと、空気の入口を作り、
小屋裏の換気と一緒に、外部へ排出する方法を選択しました。
B垂木の隙間
「B垂木の隙間」

完成すると見えなくなってしまう部分だからこそ、
私達現場監督のしっかりした事前計画が大事なのです。

施工管理課 早川

posted by sekou at 11:27| Comment(284) | Hayakawa

2010年04月06日

上棟日

桜も満開になり、春真っ盛りと言った感じですね。
4月最初の工事課ブログを早川が書かせて頂きます。

先週、平塚市で新築工事をご契約頂いたI様のお宅が上棟しました。

上棟日の朝は、現場に独特のエネルギーと緊張感が立ち込めます。

大工さん達の『1日で野地板まで貼り上げるぞ!』と言った気合と、
今から危険と隣合せの作業を行う緊張感です。

そんな緊張感の中、私は『事故なく上棟させるぞ!!』と気合を入れます。

現場監督の朝一番の仕事は、
交通整理をして貰う警備員さん・レッカー車のオペレーターさんと
注意事項の確認です。

次に、大工さん達のヘルメット・安全帯の着用を確認し、
注意事項の伝達を行います。

最後は、先行足場の安全点検と養生ネット張りです。

警備員さんレッカー

近隣住民の方々や現場の前を通行される方々の安全確保と同じ位、
現場で働く職人さん達の安全確保も現場監督の大切な仕事なのです。

でも、そんな緊張感から開放される夕方には感動が待っています。
10年以上現場監督をしていて、200軒以上の上棟に立合って来ましたが、
朝、土台だけだった現場に、1日で建物の形が出来上がる様子は、
何度立合っても感動させられます。

土台上棟完了

夕方、I様が現場へ来られました。
建物内に入り、上棟の状況をご説明していると・・・
本当に幸せそうな顔で『ここがキッチン・ここがリビングか〜』と
確認されていました。

そんな幸せな時間を共有できる
この仕事に幸せを感じた上棟日でした。

施工管理課 早川

posted by sekou at 13:20| Comment(0) | Hayakawa